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つくばエクスプレス 建築散歩

 

第8回 松見公園展望塔 僕の好きなキクタケセークン先生の塔 つくば市


 1958年になって建てられた東京タワーは、TVの電波を遠くまで届かせるために作られました。東京スカイツリーも同様だし、名古屋や札幌のテレビ塔もそうです。

携帯電話の電波塔はTVではないですが携帯電話の通信用ですが、状況は同じでしょう。
その中で大阪の通天閣だけは観光のための展望塔だそうです。何しろ運営会社も「通天閣観光」だそうで、観光だけの塔は珍しい例らしいですね。京都タワーもそうですね。

展望塔全景
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池には巨大な鯉や緋鯉がいっぱいいます。
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1●展望塔全景
2●池には巨大な鯉や緋鯉がいっぱいいます。

 意外に思うかもしれませんが観光のために作られた「塔」といえば、昭和になってできたコンクリート城がそうです。もともとは眺望を生かして攻めてくる敵を監視するための天守閣ですが、昭和時代に地を這って攻めてくる敵もいるわけもなく、コンクリート城は観光用として展望台として作られました。世界遺産・国宝の姫路城でもそうですが、コンクリート製にかぎらず、全ての城の所管は全て、地方自治体(市・町・村)の「観光課」になっていますから、その意味付けに間違いはないでしょう。

展望塔上部遠景
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13階にはエレベータが行っていません。階段で登ります。
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屋上からは筑波山がよく見えます。
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3●展望塔上部遠景
4●13階にはエレベータが行っていません。階段で登ります。
5●屋上からは筑波山がよく見えます。

 この松見公園の展望塔も観光用です。世界の新都市建設のテーマを追い求めていた、つくば市の象徴として1976年に建てられました。設計者は、「万博おじさん」こと、菊竹清訓(きくたけきよのり)先生です。世の中では「キクタケセークン先生」と呼ばれるときが多い方です。僕が一番好きな作品は先生のご自宅であるスカイハウス、次に好きな作品は、今回紹介する松見公園展望塔か九州国立博物館かなぁ。
この塔は、高さ45m、階数13階です。鉄筋コンクリート造ですが、最上部と最下層の仕上げは大理石貼りです。エレベータがあがる12階には、モザイクタイルの壁画がることは、上ったことがある人しか知りません。

 菊竹先生は、大阪万博のエキスポタワー、沖縄海洋博のアクアポリスや江戸東京博物館、ソフィテル東京などなど、個性的で印象的な作品を残している方です。メタポリズム建築の大御所であり、海外での評判は高く、2000年にユーゴスラヴィア・ビエンナーレで「今世紀を創った世界建築家100人」に選ばれています。
 愛・地球博や九州国立博物館を手がけていた頃に、何回か取材させていただいたことがあるんですが、あの過激な作品が想像できないような温厚な方です。「僕の作品はけっこう壊されているからなぁ・・」と寂しそうな顔をされたことをよく覚えています。

 この先生じつは名伯楽です。菊竹事務所出身の著名建築家の多いこと!内井昭蔵 仙田満 伊東豊雄 長谷川逸子 富永譲 内藤廣 大江匡 などの大御所・・。中堅若手どころもいれれば、有名な建築家はもっといっぱいいます。「先生、名伯楽ですよねぇ。」と聞いたところ、「何もしてないんだけど、みんな上手になっていくんだよ。僕の事務所は不思議だねぇ。」と笑っておられました。

12階の両側のモザイクタイルの壁画
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12階の両側のモザイクタイルの壁画
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全体はモルタル1発仕上げですが、12・13階と1・2階だけは、大理石仕上げになってます
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6・7●12階の両側のモザイクタイルの壁画
8●全体はモルタル1発仕上げですが、12・13階と1・2階だけは、大理石仕上げになってます

僕が大好きな九州国立博物館。展示設計・制作は、当社主体のJVです。
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9●僕が大好きな九州国立博物館。展示設計・制作は、当社主体のJVです。


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