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■トーク * インタビュー 再開発が地域全体の 活性化に連動するよう プロデューサーとしての役割を果たす 千代田区まちづくり推進部長 渡辺 滋氏 自然、交流、参加をテーマにした ソフト重視の博覧会に
渡辺 区の役割というのは、基本的にはコーディネーターであるのですが、私は、もう一歩進んでプロデューサーでなければならないと考えています。たとえば基盤整備や環境づくりなどを実現していくのは、プロデューサーとしての仕事です。区はこの地域に土地を保有していませんから、コーディネーターでありプロデューサーとして汗を流すという姿勢で臨むことが、この再開発で果たすべき役割だと思っています。すでにまちづくり推進協議会を設立して活動していますが、秋葉原は「世界の秋葉原」である一方、地元の住民や商業者の街でもあります。したがって、協議会には東京都や開発事業者も参加していただき、街の人たちとも意見交換をしながら、千代田区が主体となって街づくりを進めていかなければなりません。そのなかではいろいろと要望も出させていただくことになると思いますが、一方的ではいけませんから、お互いに理解し歩み寄れるところを探っていくことが大切です。
渡辺 国や都としては、秋葉原が日本のIT拠点の役割を果たしていくことを期待しているでしょう。ですが同時に、千代田区の秋葉原でもありますから、そこで行なわれる開発が地域にどれだけ貢献できるかが重要になってきます。IT拠点として整備されることにより直接生まれる利益も当然ありますが、産業としてだけでなく、たとえば教育の場や福祉の面などで、ITが進むことでこういうことができるのか、ということを子どもたちや区民が実感できるよう活用されていくことが大切だと思います。また、街が活性化することで、その周辺に居住者が増えたり、関連企業が集まってきたり、といったことへの期待もあります。
渡辺 これは期待しています。つくばと直接つながることで広域連携が生まれますから。大学間の連携もそうですし、大学と企業との研究交流も考えられます。人的交流も促進されるでしょう。ですから、それを促進するような、たとえば情報交流機能といったものをつくりたいとは思っています。国や東京都、あるいは民間企業にも協力をお願いしながら、千代田区として考えていかなければならないでしょう。
渡辺 地域の要望としても東口の整備が強くあげられていました。現状では駅の構造も複雑化していて利用しにくいですし、階段も多くバリアフリーになっていません。JRさんと首都圏新都市鉄道さんで、いま改良を進めていただいていますが、改札口を出てからも問題があり、バリアフリーになっていませんし、広場の機能もない。このままでは、秋葉原駅東側の活性化にも支障があるということで、東口広場の整備を区主体でやっていこうと。資金面では国庫補助や東京都の補助制度を活用するなど、各方面のご協力をいただきながら進めていくつもりです。
渡辺 再開発と歩調を合わせる必要がありますから、来年度早々に着工して、約2年で終わらせるつもりです。
渡辺 それも大きな課題でした。公共駐車場がほしいという要望も常に出されていましたから。公共駐車場(500台)と、都有地の再開発によってできるビルの付置義務駐車場を合わせると、それだけで800台くらいになります。また、オフィスの駐車場を何とか土日の休みの日に一般開放していただけないかとお願いしていまして、最終的には、一般の方が使える駐車場を1500台分確保するつもりです。
渡辺 そうですね。これは私の持論なんですが、まちづくりというのは地域経営の仕組みを含めてまちづくりなんです。従来は、どちらかというと形態規制誘導、つまりハコ・基盤をつくることが優先されていましたが、本当のまちづくりは、税財政も含めて街をトータルに運営していくことです。去年の夏、千代田区は特区の要請をしていますが、それは地域経営の仕組みをつくりたかったからです。たとえばですが、あるエリアに限定して、時限でもいいから都市計画税をゼロにし、その分を開発特区税としてエリアマネジメント、タウンマネジメント的に使える基金に入れる。それを活用して、いろいろなコンテンツづくりを支援していくというように、トータルでまちづくりに使えるようにする。そういう経営の仕組みをつくっていくことが、これからは大切だと思います。 このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2002 TANSEISHA.co.,ltd. All right reserved. |
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