■新施設情報
駒澤大学禅文化歴史博物館開館 6月10日開館
駒澤大学の学内にあって、長らく改修していた旧図書館(耕雲館)が、禅文化歴史博物館としてリニューアルされた。大正から昭和期に活躍された菅原榮蔵30歳代前半の作品であり、平成11(1999)年に「東京都選定歴史的建造物」に選定された。
駒澤大学の前身である旃檀林が水道橋近くの神田台(駿河台)の吉祥寺(後に駒込に移る)に文禄元(1592)年に創建されてから、2002年で410年。明治8(1875)年に開設された曹洞宗専門学本校が駒込吉祥寺の栴檀林から麻布日ヶ窪の地に曹洞宗大学林専門本校として独立(明治15年10月15日)してからでも2002年で120年、(途中、麻布日ヶ窪から大正2(1913)年駒沢に移転して、大正14年、駒澤大学の名で認可される)その120周年事業の一環として、この耕雲館を利用した博物館が計画された。
曹洞宗では、「修業一等」という教えがあり、それと同等の意味で「行学一如」というのが駒澤大学の校訓。これは、学ぶことは、生業として生活していることと同じことで、どちらも大切」だという曹洞宗の教えだそうである。それを体現する「曹洞禅の情報発信基地」として使っていきたい(同博物館・田中良昭館長)とのことだった。
「菅原榮蔵といえばライト風」といわれる程、フランク・ロイド・ライトに傾倒した設計者だったそうである。他の作品でも、確かに、デザイン煉瓦の使い方とか、インテリアのデザインなどに作風を真似たものも感じられるが、ただ単純に真似をしていた訳ではない。この禅文化歴史博物館の稲妻型の特異なフォルムや、銀座のライオンビアホールのインテリアを見ればわかるが、非凡なデザインになっている。
何故に、菅原榮蔵の代表作が駒澤大学にあるのか。大学が今の場所に引越したころの、当時の学長の肝煎りで設計を依頼したようだが、(これは推測だが・・)大学側としては、全学の校舎の計画そのものを依頼したかったのではないだろうか。
だからこそ、その為に、当時の大学側の建設担当・山上曹源師は、駒澤大学正面の300坪の土地を用意して、自宅兼設計事務所として終生使わせている。
曹洞宗の禅では、寺の生活そのものが文化だと捉えられている。生け花や茶道などの華やかな京風の「文化」と一線を画している。
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| 学内の博物館学芸員の実習にも使われている |
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| リーフレット |
・駒澤大学禅文化歴史博物館 (http://www.komazawa-u.ac.jp/~zenbunka/index.htm)
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