新施設情報

ギャルリー・タイセイ
「ミース・ファン・デル・ローエ VS ル・コルビュジエ」展
2003年1月14日(火)〜3月28日(金)

 
 
 ともに20世紀のモダニズム建築を代表する建築家、ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ。年表を比較してみると、この二人の巨匠の年齢がたった1歳しか離れていないこと、時期は違うが同じベルリンの設計事務所(ベーレンス事務所)に勤めていたなんてと、ニアミスじゃないかと驚いた。
 
   ギャルリー・タイセイは、約10年程前に、大成建設がル・コルビュジエに関するコレクションを購入したことから発足したそうだ。新宿センタービル17階の大成建設本社受付正面にある。因みに入場料は無料。
 ル・コルビュジエに関する企画展を定期的に行っている。施設は小さいが、学芸員もいる本格的な美術館だ。もちろん、開催されている展覧会も意義のあるものばかりだ。
 
 
ギャルリーのファサード。常設で置かれている椅子も、コルビュジエの作品
 
二人の巨匠のポートレート
 
展覧会の状況
 
修作模型
 
巨匠の設計した椅子には、座ってみることもできる

 
 大成建設という会社は、文化貢献・広報活動に積極的だ。1990年代には、「建設を文化する」というTaisei Booklet という小冊子を都合6冊も作ったり、世界の都市・名建築マップ(東アジア・東南アジア編・ヨーロッパ・北米編)などを作って大好評だった。1999年には「明治建築をつくった人々−コンドル先生と四人の弟子」という映画など文化映画まで作っている。また、最近のギャルリー・タイセイの展覧会のカタログの表紙デザインも素敵だ。
 
 
大成建設の刊行物の一部
 
ギャルリー・タイセイの展覧会のカタログ
 
リーフレット
 
 (お二人とも定年退職されているが、)近代建築写真の大御所・増田彰久さんや随筆家でもある建築家・清水一さんもいらっしゃたりして、社内に文化的な風土があるのかもしれない。
 
   建設業にとってはまさに冬の時代。大成建設というスーパーゼネコンといえども、このような社会貢献事業を行いつづけるのは、大変だと思う。まさに頭が下がる。いつまでも続けていただきたいと思う次第だ。
 
 
関連サイト:
・GALERIE TAISEI  (http://www.taisei.co.jp/galerie/index.html )

 

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