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■新施設情報 ミウィ橋本オープン 9月14日 写真を見ていただくとわかるのだが、この施設には、これだけの集客力がある。私が行ったのは、水曜日の午後4時であり、本来ならもっと「がらん」としていても不思議ではない。
この秘密は、第一にはテナントミックスの巧妙さとそれを活かしたデザイン・設計のうまさだろうが、それと同様に、図書館や市民ホールという公共施設をうまく配置したことにあるのではないだろうか。駅前のSCの上層階に図書館を作ると、図書館やホール自体だけではなく、SCそのものがこれだけの集客力を持つというのは驚きである。相模原市は約60万人の人口を抱える地方の大都市だが、橋本駅を使っている住民はその半分以下だろう。 同じような乗降客の駅を待っていて、同様な商業施設計画を用意している地方自治体は結構あるのではないだろうか。これらの計画にとっては、ミウィ橋本はいい見本になるのではないだろうか。 そういえば、ミウィというのは「me・we」、「私の、私達の」というネーミングだそうで、個人の消費生活と公共施設が共存しているこのSCには最適な名前だと思える。 (建築・共用部) 見たところ、ガラスエリアの大きいSC(建物全景・インナーガーデン)である。特に共用部5階から9階に作られた大吹き抜け(インナーガーデンと名づけられている)は圧巻である。このインナーガーデン周辺にはベンチが多く、市民の休憩場になっている。 私が行ったときに、7階のホールでの舞台がはねた。そうしたら、これだけの観衆が降りてきた(ホール終演・終演状況)。SCの喫茶店はしばらく満員状態であった。
また本来、図書館というのは静謐な場所だと思われているが、6階の市立橋本図書館は、日本でも有数な使用者の多い図書館かもしれない(図書館雰囲気・図書館入口)。 施設のプランは、SCのコンセプトとは直接に連携はしていないようである。ただ、団塊世代という競争社会で苦労した世代が、反対に求めている「自由」や「余裕」に溢れた環境を具現しているように思われる。 インナーガーデンといわれる極端に大きな吹き抜け(インナーガーデン1〜4)、ペデストリアンデッキのウッドフロア(1Fペデ・2Fペデ)、インナーガーデン(5階)の中の本物の植栽や草の中の虫の音など、心休まる演出だが、一方では管理が大変だろうとは思う。 このインナーガーデンでは、昼夜でまったく異なる演出がある。5階から9階の大面積のガラスエリアだが、夜間にはここに電動でスクリーン(電動スクリーン)がかかり、そこに環境VTRの映像が映写(夜のインナーガーデン)される。フロアの照明演出と合わせて、昼間と異なる空間を作り出している。
(サイン・オブジェ) ミウィ橋本のSCのターゲットは、「団塊世代と団塊ジュニア」と位置付けられている。これ自体は、東京近郊の住宅地であれば当然だろう。それを意識して、非常に面白いサイン・オブジェを多く用意している。SCの各フロア毎に、団塊世代が生まれてから今にいたるまでの人気商品やグラフィック化した年表を入れているし、実物のキャラクター商品をガラスケースに入れて展示している。 サイングラフィックにも、いわゆるPOPアートなど、団塊世代の人たちが好きなものを敢えて表現しているのだと思う。これが実に面白い。見ているだけでも楽しい。各フロアにあるオブジェだけでも十分に楽しめられるほどだ。 かつて一斉風靡した商品だが、今見つけようと思うと苦労する商品も置いてあって、(私は団塊世代ではないが)こんな私のようなヲタクにとっては、「これを作った連中は楽しかっただろうなぁ」と思ってしまう構成になっている。
(店内・売り場) ミウィ橋本は、地方都市のSCであり、しかも決して大きくはないSCである。それにもかかわらず、3can4on(三寒四温・2階)やコムサイズム・ホーム(4階)などという本邦初出店のブランドがファミリーファッションフロアにはある。これなど、団塊世代を重視した方針の結果だと思う。その他にもナショナルブランドのショップも非常に多い。テナントの出店交渉には苦労があったと思う。 また、食品フロア(地下1階や飲食店フロア(5階)は、休日には「列のできる店」が幾つもあるそうである。また、ホールの終演の時に行ったこともあり、喫茶店などは満席であった。このあたりには、公共施設と商業施設の相乗効果が早くも出ているのだと考えられる。
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