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■新施設情報
私の目の前に業務用ハンガーのカタログがあります。それを見ると木製ハンガーというのはほとんど特注でつくるのだということがわかります。数十種類の本体木部から1つを選び(あるいはデザインしたものにあわせて作り)、アンダーバーを選定し、カラーを決め、スベリ止めやフックなどを選んで作ります。さらにもしも仕様変更が生じても、リフォームも可能だそうです。 中田工芸という会社をご存知でしょうか? 何ゆえ、このような展覧会を開催したのか、天野さんに聞いてみました。「日本では今までアンティークハンガーはコレクティングアイテムとしては確立していませんでした。それだけに集めやすかったところもありますが、僕が集めたハンガーを見て欲しかったし、こうしていろいろなハンガーを一覧すると、その背景にあった当時の服装や生活様式などを想像することができます。また、インダストリアルデザインの原点を垣間見ることができるのではないかと思います。」(天野氏) 天野さんと中田工芸の中田孝一社長は、インターネットを通じて知合ったのだそうです。お互いにホームページを公開していて、天野さんにとってハンガーは趣味・嗜好品、中田さんにとっては道具・実用品でしたが、お互いにハンガーにかける情熱を感じたそうです。
だいたい、ハンガーコレクターって他にいるんですか?と聞いたところ、国内には何人かはいると思いますが、未確認だそうです。天野さんのコレクションは現在350点、おそらく日本最大クラスのコレクションであり、その中から200点を今回の企画展に出展しています。この記事が掲載されるとコレクターが増えて、アンティークハンガーの相場が高騰したりして。。。
中田社長は、「我々の業界は小さくて、市場規模もはっきりとわかっていません。でも、街中で見かけるハンガーの多くは当社のものですから、ほぼシェア1位と言っていいんじゃないでしょうか。」といいます。
ハンガーの材料は8割がたブナ材(ヨーロッパ産)です。曲げに強くて、大切なスーツをかけるのに表面がやさしくてざらつかない特性があります。残り2割は表面に木目を見せたいときに使う北海道・東北地方の「栓(せん)」だそうです。 ●中田工芸ホームページ このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2009 TANSEISHA.co.,ltd. All right reserved. |
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