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柳原さん、こんにちは。
6月に入り、一度2週間ほど日本に帰り、その後2週間ほどNYに、そしてまた日本です。時差ぼけもいったい、いつボケているのやら?といったところ。
梅雨のないNYは、一時暑かったのですが、その後からっとした涼しい日々が続いておりました。これから一ヶ月弱、日本のこの暑さに耐えていけるのでしょうか?
さて、今回のレポは、Lower East Sideと呼ばれる地域。有名なSohoからNoritaを越え、さらに東に行ったところにあります。
そもそも、私とLower East Sideの出会い(大げさ・・・)は1999年10月でした。 その年の9月にFITに正式に入学し、最初の学期の必修科目でProfessional何とかかんとかという授業を取っていたのですが、偉そうなクラスの名前とは違い、ひたすら、新しいスポット、役に立ちそうな店、新しい情報をより多く、より詳しくひたすらリサーチするという授業だったのです。
その一つとして行ったのがLower East Side。
1999年の9月、10月、11月を皮切りに、Lower East SideにはちいさなShopが続々とOpenし、まさに産まれたて(といよりは産まれているといった方が良いかも)、状態。
前回までのレポでお話した、Meat Market Placeや、Chealsea、などと並び、昔は危険だといわれていた地域。NYで危険と言われていた場所として、ハーレムやブロンクス(今もちょっと危ない)、ブルックリン、ダウンタウン、などが有名ですが、その多くは同じ種類の人達が集まっている場所です(例えば、ハーレムやブロンクスには黒人や、ヒスパニック系の人達、ブルックリンにはジャマイカ系の地域があったりということ)。
その危険さと少し違い、Lower Eastは、幾つかの違った人種の移民が共存していました(今も)。ハーレムや、ブルックリンはそこに住んでいる人種以外の人(よそ者)が行くとなんとなく怖い感じがしますが、同じ人種の人達にとっては普通の居住地で比較的早い時期からそんなに危なくない場所となっていったのですが、Lower Eastや、アルファベット アベニューと言った文化の違う人々が集まる地域はいざこざが絶えず、ごく最近まで近づいてはいけないと敬遠されていました。
そして、この約2年の間に、Meat Marketと同じような理由で、安い場所を求めて人々が集まって来たのです。Lower East Side
の新しい店の特徴は、小さな、個性的なShopがほとんどだと言うこと。
若い人達が自分のやりたいお店をやりたいようにやっています。何人かの同じジャンル(ファッションならファッション、音楽なら音楽、
雑貨なら雑貨・・・)の人達が共同出資して店を始めたといったことも多いようです。そんな訳でお金をかけない、手作りの店が多いです。
Shopが次々とOpenするのと同時に、Barも建ち並び始め(レストランは少ない)、夜は、新し物好きの若い人達が集まるようになりました。
今回、一件一件写真を撮らせて、と頼んでまわったのですが、様々な理由で、見事に断られ続け、凹んでいたところ、最後に行ったお店の人が、この辺りのShopで、写真や、取材を基本的には一切断るという決まりが出来たんだ、と教えてくれました。
だったら早く誰か教えてくれれば良かったのに・・・!?と思いつつ仕方なく外からの写真をとる始末。そんな訳で内装の写真は
ほとんど撮れませんでした(すいません)。Openしたてのころは、皆、やるぜやるぜ!と言った感じで、もっとOpenで親切だったのに(写真も撮って良かった、そのとき撮っておけば良かった)・・・、人が集まり始めると色んな規則とか出来るのですね(残念)。
| 外観から、Lower Eastの雰囲気が伝われば良いのですが、いくつか写真を載せます。まず、新しいShopで個性的なもの(どれも個性的なのですが・・・)。右の写真は、ギター、レコード等のお店。ギターやです、とかなり主張していますよね(笑)。センス良いのかどうか微妙な感じが逆に良いインパクトを与えていると思います。
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これは、シルクをメインとしたエレガントな洋服屋。シンプル、クリーン、フェミニンで気持ちの良い雰囲気。この特に特徴の無いシンプルなShopが、個性的な店が建ち並ぶ地域では、逆に異色です。 |
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これは、キャラクターっぽい感じの服や、雑貨のお店。この店は、オリジナル色が強いですが、一般的に最近、日本だけでなくNYでも、若い大人の間でキャラクター物や、かわいい物が人気です。日本のアニメ物や、キャラクター物も色んなところで見かけます。 |
| 50、60、70年代のPopな古家具屋。半地下と、さらに下の階があり、かなり天井も低く、狭いところ
にぎっしりと、懐かしい家具や、小物、雑誌などが詰め込まれています。働いている人もかなりPopなノリです。 |
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写真が撮れない中、唯一撮らせてくれたのが、Barbar Shop(散髪屋)。
上の写真左が外からみた感じ。
中の様子が、その他の5枚です。手作り!といった雰囲気に満ちています。働いている人もかなり手作りモード。見かけとは違い、とてもおだやかで、親切でした。
今回は写真を撮っていませんが(セール中であまり見かけが良くなかったので)他にも、ZAOや、Alifeなどの、人気のあるお店があります。 それらの新しいお店とは一転して、アメ横?といった雰囲気の雑多な感じのお店が通りをはさんで反対側に立ちならんでいます(写真上)。インド系や、ヒスパニック系の人達がやっています。 他にも、地元のおばあさんなどもお茶を飲んでいたりします(写真下)。
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様々な人種のるつぼに、新しい風が吹き始めてから約2年。色々な人達が混在していることは変わらず、それだけにかなり個性のある、力強い地域となっています。Barbar Shopの人も、“本当に色んな人がやってくるし、それがLower East Sideの面白いところだね”と言っていました。
グラフィックや、建築など、デザイン系の小さなOfficeもこの辺りに集まってきたようです。Lower Eastの締めくくりに、ひときわ目を引く
壁に描いた絵をご紹介します(写真左)。 |
帰り、西に向かって地下鉄の駅に歩いていったのですが、その通り道、やたら飾り付けられたDoorがあったので写真を撮りました(写真上3枚)。 これは、がらくた、なのでしょうか?いったい誰が?謎です。
そして、帰り道に、もう一つ。日本の河童橋みたいなところがあります。プロ用のキッチン器具のお店が建ち並んでいます(写真上3枚)。
駅からも比較的遠く、豪華な感じの地域ではありませんが、何か自分らしい事をしたい人達が集まっていて、商業的にスポンサーがついている訳でもなく、それだけに様々な思考錯誤が見られ、Lower Eastは身近な楽しさ、アイデアで満たされている面白い所だと思います。2年前、始めて訪れた時、一所懸命楽しそうに、“ここはこうして、ああして、これからここを塗って、そこは私達が自分で作ったの”、と話す人達(ほとんどの人がインテリアや建築に関しては素人)は本当に魅力的で、それが反映されている場所も素敵な個性でいっぱいでした(今も)。
最後に、全く関係ないのですが、先日UNFPA(国連人口基金)という、国連の機関のAward Ceremonyがあり、そこで祝賀の演奏をする人達について国連に行って来ました。 国連事務総長のアナンさんもいらしていたので思わず写真を撮ってしまいました。
それでは、暑い日々が続きますが、皆さん体にはお気をつけ下さい。
NYレポでした。
(2001年6月 イケダ・アイコ)
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