海外情報 * overseas network 
留学生から見たミラノ 第7回 (2004.10)
 
 西欧・東欧 建築・デザイン探訪記
 
 今回は、Austria(オーストリア)のVienna(ウィーン),Czech(チェコ)のPrague(プラハ)、Brno(ブルノ)の旅行記をお送りします。
 
Milanから飛行機に乗り、約1.5時間でViennaに到着。今回の旅は、Viennaで働いている友人に会うことと、純粋なバカンスということで訪れました。Viennaという町は、それほど大きな町ではなく、路面電車や地下鉄で簡単に一周できるほどの大きさの町です。しかし、小さい町ではありますが、Viennaにも数々の建築物や博物館などがあります。例えば、「シュテファン寺院」、「ハプスブルク家の王宮」、「シェーンブルン宮殿」や、建築家オットー・ワーグナーによる「郵便貯金局」、アドルフ・ロースによる「ロースハウス」、「アメリカンバー」、現代建築ではハンス・ホラインによる「ハースハウス」など、数々の名作を堪能することが出来ます。また、「美術史博物館」では、世界でも有名なブリューゲルのコレクションや有名画家の傑作を見ることが出来ます。そして、近年完成した「ルートヴィッヒ財団近代美術館」や「レオポルト美術館」など、まさにViennaは芸術の都と言っても過言ではないでしょう。
 

シュテファン寺院

シェーンブルン宮殿
 

郵便貯金局
 

ロースハウス

ハースハウス

 
 
 また、フンダートヴァッサーという芸術家でもあり、建築家でもある、彼の作品もはずすことが出来ません。彼の作風は、スペインの建築家ガウディのような有機的な造形が特徴的で、「フンダートヴァッサーハウス」や「クンストハウスウィーン」など一見の価値はあります。また、「クンストハウスウィーン」は美術館となっており、フンダートヴァッサーの色彩豊かな作品を見ることが出来ます。
 

フンダートヴァッサーハウス

クンストハウスウィーン

 
 
 Viennaは東欧と国境を接しているので、列車で簡単にBudapest(ブダペスト)やPrague(プラハ)などの東欧の都市に行くことが可能です。私は、ViennaからCzechのPragueとBrnoという町に行ってきました。CzechのBrnoには、世界遺産にも指定された、建築家ミースファンデルローエによる「トゥーゲンハット邸」という名作を見に行ってきました。悲しいかな、「トゥーゲンハット邸」は、破損が激しく、名作があまりにも無惨に感じました。
 

プラハの地下鉄

聖心教会

トゥーゲンハット邸

 
 東欧の町は、西欧の町に比べると、都市の景観が異なるように感じました。特に感じるのが第二次世界大戦と旧ソビエト連邦の影響です。ご存じかと思いますが、Czechは大戦でダメージを受け、また大戦後もソビエトの介入などで共産主義国家となっていました。それらの歴史の流れが、建築や都市に、少なからずも影響を受けているように感じました。
 7月28日から8月5日までの9日間の写真を少々添付いたします。雰囲気は味わえるかと思います。今回は、西欧・東欧建築記をお送りしました。次回は北欧建築記をお送りします。
 
 
イナガキマコトHP : border
 
(2004年10月 イナガキマコト)

このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。
Copyright 2004 TANSEISHA.co.,ltd.
All right reserved.