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留学生から見たミラノ 第3回 (2004.6)
 
 ミラノサローネ 3 (Salone del mobile)
 
 私は、個人的にFiera Milanoで行われている展示よりもミラノ市内に点在するギャラリーやメーカーのショールーム巡りがとても印象に残っています。なぜならば、いわゆる有名なデザイナーの展示が行われているので、プロダクトデザインのみならず、展示手法やグラフィックデザインなど、全てが勉強の対象となるからです。ミラノ市内にはたくさんのショールームがあり、その中でも、DriadeやKartell、B&B、Artemideなどが有名です。これらのショールームでは素晴らしい展示が行われていました。
 また、例年、有名日本人デザイナーも多く展示をしているそうです。私が訪れた中では、内田繁氏、深澤直人氏などが展示をされていて、世界の有名デザイナーとしては、Stefano Giovannoni, Ron Alad、Ingo Maurer, Droog design、などが展示をしていました。やはり、有名デザイナーの展示は、展示方法も気が利いていて、かつプロダクトの出来映えも立派でした。しかし、中には展示に手を抜いていませんか?と訪ねたくなる有名デザイナーもいらっしゃいました。有名デザイナーには、そういう態度を取って欲しくないものですね。また、ミラノの中心部にあるトリエンナーレでは、FIATの展示や、Future systemの展示が行われていました。特にトリエンナーレのブースの中では、軽食が楽しむことができました。
 
 Salone del mobileの見学を通して、やはり未だに「和」などの日本テイストが随所に感じられました。和紙のような透き通っているようで通っていないという半透明質なものや、障子の桟を思わせるグリッド構成など、我々が日本で日常生活に存在しているものを参考にしているのでは?と思える作品がとても多かったです。色使いは白を基調としたシンプルなものや、フォルムも単純な四角や丸など、未だにミニマリズムが根強いように思えました。そんな中でも、イタリア人デザイナーの作品には、シンプルで機能をしっかり考えられつつもちょっとした遊び心の色使いや形などが私には印象深く残っています。
 私、日本人としては、潜在的な部分で日本的なデザインテイストということは、あるとは思うのですが、イタリア人的なちょっとした遊びというものを私のデザインスタイルの中に取り入れることができれば、と思った初めてのSalone del mobileでした。
 
 
Kartellのショールーム

 

 

Ingo Maurerのガラスパーティション

同じくテーブル。中にはLEDが仕込まれている。

 
トリエンナーレの会場

 

 
イナガキマコトHP : border
 
(2004年6月 イナガキマコト)


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