| ■海外情報 * overseas network 留学生から見たミラノ 第12回 (2005.2)
ご無沙汰しています。今回は、卒業旅行で訪れたパリ、ベルリンのレポートをお送りします。 毎度の如く、インターネットで飛行機のチケットを購入し、一路パリそしてベルリンへと向かいました。 今回の旅の目的は、以前学生時代に訪れたことのある有名建築をもう一度見直してみるということと、未だヨーロッパで訪れたことのない大国ドイツへの旅でした。 まず最初に訪れた国は、お隣のフランスのパリです。パリには、私の好きな建築家のうちの1人である、ジャン・ヌーベルの建築が多数あり、また、博物館の設計をするのならば、見ておかなければならないと言われている進化博物館があります。 さて、実際久しぶりにジャン・ヌーベル設計によるアラブ研究所とカルティエ財団を訪れてみると、観光客の人だかりの山でした。 おそらく各国の旅行ガイドブックにも掲載されているのでしょう。それだけ注目されるだけのある、ポテンシャルの高い建築です。 また、進化博物館を訪れてみると、正直驚かされました。普通、展示品を列品する場合は、展示品を傷めないようにとガラスのケースで覆ってしまうのが当たり前なのですが、こちら進化博物館は、動物たちの剥製達をガラスケースで覆わず、展示室中央にむき出しで並べているため、とても迫力があり、今にも動き出しそうなほどの躍動感を感じました。 私もそれなりに自然史博物館は日本や海外で見てきましたが、これほど迫力のある展示を見たのは初めてでした。
この美術館は、ある邸宅を改修し、芸術家のブルーデルの作品を展示している美術館です。 この展示室には特徴ある設計が行われています。多くの彫像は真っ白い色のため、展示室を白くしてしまうと展示品が浮き立たない。 展示品を浮き立たせるために、展示台や展示壁を薄い白やグレーで整え、展示品と展示空間の調和を図ったそうです。 展示と建築を考慮した秀逸な作品と言えるでしょう。
さて、数日のパリ滞在の後、今度はドイツの首都ベルリンを訪れました。 数年前には恐ろしいほどの都市の開発が行われ、有名建築家達がこぞって設計をしているという情報を日本で聞いていたのですが、やっと念願が叶い、訪れることが出来ました。 さて、ここベルリンにも多くの有名建築があります。 その中でも、まず現代建築では、ノーマンフォスター設計によるドイツ新議会場、ドミニクペロー設計の競技場、グラウンドゼロの跡地の設計を担当する建築家ダニエルリベスキンドによるユダヤ博物館などがあります。 また昨年工事が終了したレムクールハース設計による在独オランダ大使館は多くのメディアでも取り上げられました。 また近代建築もあり、建築家ミースファンデルローエ設計によるナショナルギャラリーがあります。 ドイツは、近代現代建築が多くありますが、その礎になったのが、バウハウスというデザイン学校だと言うことは周知の事実です。 バウハウスアーカイブという博物館では、当時のバウハウスという学校で行われていた授業や、バウハウスで教えていた有名デザイナーの作品などを多く展示しており、当時のデザインの息吹を現在に伝えています。 写真は撮れなかったのですが、ガイドブックなどには良く紹介されているので、もしベルリンを訪れる機会があったら是非覗いてみてください。
イナガキマコトHP : border (2005年2月 イナガキマコト)
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