| ■海外情報 * overseas network 留学生から見たミラノ 第10回 (2004.11)
Venezia Biennaleは、毎年アートと建築を交互に展示していて、今年のタイトルは、「INTERNATIONAL ARCHITECTURE EXHIBITION」というタイトルで、建築の展示の年でした。私は、日本で生活しているときに常々見に行ってみたいと思っていたのですが、やっと念願が叶い見ることができました。展示会場は、ちょうどサンタルチア駅から東の方向にあるGiardini(ジャルディーニ)とそこの会場から少々離れたところにあるArsenale(アルセナーレ)という二つの会場で行われています。 Giardiniの会場は、近代建築の巨匠が手がけた各国のパビリオンがあり、その内部で各国の建築や都市に関する展示が行われており、一方、Arsenaleでは、いくつかのテーマに即して、世界の建築家の展示が行われており、毎年、金獅子賞が選ばれるのですが、今年の金獅子賞は、SANAA(妹島和世+西沢立衛)設計による21世紀金沢現代美術館が受賞した模様です。全体を見ていて、やはり伊東豊雄や手塚貴晴+手塚由比など日本の建築家の活躍が一番目に入ってきます。そして、日本人の建築家の思考が最も深い位置まで考えられているようにも思えました。今年の作品は、Surfaceが一つのタイトルであったのですが、内部空間と外部空間をいかに繋ぐのかということを考えて設計しているのが日本人建築家で、外国人建築家の中には、単なる表層のデザインで終わっている人も多く見受けられました。建築家それぞれのスタンスや、デザイン手法があって当然ですが、私の個人的な意見としては、単なる表層のデザインでなく、外部・内部空間をいかに繋ぐことが出来るのか、そのSurfaceによってどのような空間が生まれるのかということを考えている建築家に興味があります。 今回は写真を多く撮ってきましたので、その中から数点掲載します。 Giardini(ジャルディーニ)展示会会場
Arsenale(アルセナーレ)展示会会場
イナガキマコトHP : border (2004年11月 イナガキマコト)
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