
リチャード ロジャース
Report 36_ Aug 2008
以前に紹介した、テムズ川沿いタワーブリッジのそばのデザインミュージアムで、建築家リチャードロジャースの企画展が行われたので行って来た。

写真1: デザインミュージアムの入り口と、今回一緒に回ったマテオさん。 |

写真2: デザインミュージアムの入り口のガラスのショーケースに、今後建設予定の建築の模型展示されていた。 |
ちなみに今回はイタリア人建築家のMatteoさんと彼の補足説明を聞きながら、一緒に回った。MatteoさんはロンドンのCapita Architecture (www.capitaarchitecture.co.uk) で航空分野のチームで空港の建築を手掛けている。

写真3: ミュージアム中に入って、飾られていたオブジェ。ヒースロー空港ターミナル5で実際に使われてたシステムのパーツかもしれないなと予想した。 |

写真4: 企画展の入り口から、中を見渡した写真 |
タイトルは、リチャードロジャース+建築家達 〜家から都市まで〜
壁の説明には、こう書いてあった。
『45年以上に渡って、リチャードロジャースは数多くの彼の仲間と協力者によって建築の言語を発展させ続けた。それは構築のプロセスとその魅力、建築物とそれに関わる人と共に生まれた道のようなものだ。Team
4から始まり, Piano + Rogers、その後 Richard Rogers Partnership, 今では、Rogers Stirk Harbour
+ Partners、彼の今までに及ぶ数多くの建築は、建築を具現化するために多くの建築会社が実行をし続けた成果だ。』
この企画展は、Public(公共), Systems(システム), Transparent(透明), Legible(視認性),
Urban(都市), Lightweight(軽量), Green(グリーン)という7つのカテゴリーに色別で分けて、今までのプロジェクトを紹介していた。
実際に実現したプロジェクト、コンペや計画の段階までのプロジェクトを含めて、初期段階のドローイングや精巧なモデル群を見る事ができた。また、外から建物を見るだけではわかりにくい、その建築のどこがすごいのか、どこが考えられているのかと言うポイントを知る事ができて、とても興味深かった。

写真5: パリのポンピドゥーセンター初期の模型 |

写真6: ミレニアムドーム(現在のO2ドーム)の計画段階の最初のドローイング |

写真7: 上海のマスタープラン。これは実現していないが、日照時間も計算していると聞いて驚いた。 |

写真8:上海のマスタープラン。オフィス、住宅エリア、緑のエリア、水の流れなど都市の使い方をバックライトとアクリルの模型で説明していて、同じ模型での説明する内容が次々に変わるので面白かった。 |

写真9: ヒースロー空港ターミナル5の模型 |
特に大きいプロジェクトがよく知られていると思うが、今回興味を持ったのは、今のイギリスの多くの人が住宅価格の高騰により家を持つ事ができないという危機に答えて、安いコストで、短時間で家が建てられるような大量生産のための家のデザインを手掛けているのを知った事だ。工場で5日間掛けて作った材料が建設現場に届いてから2日ちょっとという短時間で完成する驚きのスピードらしい。しかも場所や住む人の希望に合わせてレイアウトのバリエーションも選ぶ事ができると説明してあった。エコハットという部材を屋根につけて、温かい空気を再利用する仕組みも組み込まれ、ソーラーエナジーの効率的な利用も考えられているという。この住宅は2006年から実際に建設が始まっている。

写真10:Oxley Woods - Design for Manufacture 大量生産のための家のデザイン の模型 1:200 |

写真11: 大量生産のための家のデザイン の模型 1:25 隣にはビデオの早回しで実際に2日間で家が完成するまでの様子が流されていた。 |

写真12 : 大画面で、リチャードロジャースが今までに至る自分の建築人生を語っていた。 |
-- ご意見ご感想があれば、お願いします。 眞島
弘樹 |