
Short & Sweet
Report31_Mar.2008
ロンドンの東地区、ブリックレーンのCafe1001はいつも賑わっている。この1001については以前、第19回のレポートでも少しだけ触れたが、今回はその内側を紹介したい。名物のハンバーガーが目当ての人も居れば、cafe店内や店の外のベンチでくつろぐ人達で溢れている。音楽はミニマル、テクノ、エレクトロといったいわゆるクラブミュージックがメインだが、DnB, Live Indie Rock Bands, Live Jazzやそれ以外にも最近はライブペインティングのバトルなど様々な企画が催されている。ちょっと前にグラフィティーアーティストによって描かれた店内のペインティングや、薄暗くて独特の匂いのする店内の様子を見てみたい。cafe1001の入り口付近は、今では排煙設備の整ったガラス張りのキッチンでハンバーガーが作られるが、昔はむき出しのBBQだった。レポート第19回の写真4と比べると、時代の流れが見て取れる。 店内入って右奥の壁のペインティングはちょっと前にグラフィティーアーティスト、Word to Motherによって描かれたもの。Cafe1001のプロモーターJayさんは「とても時間がかかった・・・」と制作に立ち合ったときの様子を話してくれた。

写真1 : cafe1001の入り口付近 |

写真2 : cafe1001 店内。入って右奥の壁に描かれたWord to Motherのペインティングは迫力がある。 |

写真3 : 店内入って左側のCafeカウンター |

写真4 : 正面の階段を上がるとゆったりとしているがとても薄暗いラウンジが現れる。Room1のDJブースと客席。 |

写真5 : とても薄暗いRoom1のラウンジでくつろぐ人達。ろうそくの光がとても明るく見える。 |
最近このCafe1001の奥のRoom2で、ショートフィルム、ミュージックビデオ、アニメーションを上映する「Short & Sweet」というイベントが毎週月曜日に開催されている。ブリックレーンのDVDレンタルショップ「Close up」が選んだ4本くらいのショートフィルムが上映される。ロンドンではDVDはレンタルはとても珍しい。日本のようにどこの町の駅前にもTSUTAYAがあるわけではない。DVDは購入する人が多く、日本の安くDVDをレンタルする事が出来る文化の便利さやサービスのクオリティーが恋しくなることもある。話が横道にそれたが、この「Short & Sweet」では、いわゆるハリウッド映画を上映している映画館とは一線を画す、「Close up」による通なセレクションが話題を呼んで、最近では行列が出来るほどの人気のイベントになっていると、Cafe1001のプロモーターJayさんが話してくれた。入場料£3という割安な値段も人気の理由らしい。実際にショートフィルムの監督やアニメーションの制作者が会場に顔を出す事もある。普段はクラブイベントが行われる場所なので、きちんと奇麗に整備された座席が用意されているわけでなく、古い大きなソファーを店中から沢山かき集めてスクリーンに向けて並べているような手作り感のある雰囲気がとても独特だ。週初めだからヘビーな騒ぎ方はしないけれど、ただじゃ帰りたくない、刺激を求めるロンドナーにとっての新しい月曜日の夜の過ごし方として定着しつつあるのかもしれない。

写真6 : 3月10日(月)のShort & Sweetのプログラム |

写真7 : スクリーンに「Short & Sweet 」のタイトルが見える。上映開始前の会場。 |

写真8 : Room2のバーカウンター |

写真9 : 会場の後ろのほうの席。ここでライブペインティング対決イベントも開催された。 |

写真10 : 革張りのソファー群が観客で埋まってきた。もうじき立ち見客が両サイドに現れる。 |
http://www.cafe1001.co.uk/
http://shortandsweet.tv/
http://www.close-upvideos.com/
-- ご意見ご感想があれば、お願いします。 眞島
弘樹 |