
ジュビリーライン 01
Report21_May.2007
だいぶ前の話になるが、ミレニアム事業の一環として、地下鉄ジュビリーラインの一部が延長された。その時に新しく出来たジュビリーラインの駅はロンドンの地下鉄の駅の中では際立って奇麗で、斬新なデザインが目を引く。何故なら巨匠と言われる建築家がそれらの公共空間の設計を手掛けたからだ。
Jubilee line Extension (JLE)プロジェクトの中の6駅、Canary Wharf, Canada Water, Bermondey,
London Bridge, Southwark, Westminsterを3回に分けて紹介したい。
1回目は、カナダウォーター駅とサザーク駅
[ CANADA WATER Jubilee Line station and Bus station
/ カナダ ウォーター駅
ジュビリーラインとバス停 ]
住所 : Surrey Quays Road, SE16
設計 : Herron Associates / JLE Project Architects / Eva Jiricna Architects
期間 : 1991-2000
ジュビリーライン延長プロジェクトで最初にデザインされた、カナダウォーター駅。アーキグラムのロン・ヘロン(1930-1994)が生前に設計を手掛けた大きなランタンの様なガラスの“ドラム"と呼ばれる円柱の建物が印象的だ。25m下の地下のプラットホームまで吹き抜けになっている。円柱形の構造やむき出しの配管と鉄骨、硬質の照明が独特の雰囲気を醸し出している。ドラムに連なるエレガントなキャノピーが印象的なバス停はEva
Jiricnaによるもの。

写真1 : カナダウォーター駅 外観 |

写真2 :Eva Jiricnaが設計したキャノピーが印象的なバス停 |

写真3 "ドラム"の内部、階段下から上を見上げて |

写真4 : "ドラム"の内部、エスカレーター下から上を見上げて |

写真5 : エスカレーターの天井の照明 |

写真6 : プラットホーム |

写真7 : 地下鉄のプラットホームまで自然光が差し込む |

写真8 :プラットホームからドラムの中心部を真上に見上げてみる |
[ SOUTHWARK station / サザーク駅 ]
住所 : The Cut / Blackfriars Road, SE1
設計 : MacCormac Jamieson Prichard
期間 : 1991-2000
Waterloo駅とLondon Bridge駅という2つの主要駅の間に新設されたSOUTHWARK駅。丸天井のチケットホールや、自然光を採り込んだ地階のコンコースがとても印象的だ。この駅の設計を担当したリチャード・マコーミックによるとこの駅のコンコースのデザインは19世紀のドイツの建築家、Karl
Friedrich Schinkelにインスパイアされているらしい。

写真9 :サザーク駅外観 |

写真10 : 丸天井のチケットホールと改札 |

写真11 :自然光が降り注ぐ地階のコンコース |

写真12 : 自然光が降り注ぐ地階のコンコース。陰が美しい |

写真13 :上下プラットホームをつなぐスペース |
-- ご意見ご感想があれば、お願いします。 眞島
弘樹 |