Future
Cinema
Report 03_Nov. 2005 |
| bfi 49th London Film Festivalの一環で、Future Shorts
による [FUTURE CINEMA]というイベントが SE ONE CLUBというナイトクラブで打ち上げられた。Future cinemaは喋って歌って踊る写真♪という入り口のサイン(写真2)『FUTURE
CINAMAは、映画と音楽と演劇の融合する魅惑的な夜を約束します...11月1日(火)8時から夜更けまで...。』火曜日にこんなヘビーなイベントを打ち上げてしまうのがロンドンらしい。Future
Shortsは境界を越えてショートフィルムやその他のcreativeな刺激を統合しよう、映像の新しい楽しみ方を作り出そうというコンセプトでFabien Riggall氏によって2003年に立ち上げられた革新的な団体だ。 |
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FUTU
RESH
ORTS |

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SE ONE CLUBは、ロンドンブリッジ駅の高架下のトンネルの真ん中に入口がある。地図を持っていたが初めての自分にはとても見つけにくいロケーションだった。迷ってる人達と協力して何とか到着し友達と合流する事が出来た。電話越しにクレジット番号を伝えて事前にチケットを購入するという日本ではレアな事前予約をしてまで気合いを入れていたにもかかわらず、大きくはないトンネルの中で1時間以上待たされた。8時開始のはずが、9時過ぎまで入り口のあるトンネル内で待たされた。VIP待遇と思われるバロック風の衣装を着てひどくめかしこんだ人達はそそくさと優先的に会場に入っていき、エンターテイメントのつもりの決して上手くないトランペットの独奏が行列の出来たトンネル内に響き、それらが更に待ち時間を長く感じさせ、イライラを募らせた。(写真3)

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レースのカーテンの入り口(写真4)を抜けて中に入って驚いた。中は特に内装に凝っている訳ではないが
全体的に暗い雰囲気で、高架下のアーチ型の高い天井というそのままの素材と照明を上手に使ってそれらしく仕上げていて気持ちがいい。誘い文句通り、バロックダンサーやパフォーマー達が奇妙な映像と音と演劇の迷宮へ案内してくれる。(写真5) 夢か現かわからなくなる。幻影を見ている気分になった。時代を間違えてしまったかのようだ。タイトルは未来で雰囲気は古典的、音と映像は最先端、困惑する。普通の2005年スタイルの自分が浮いているようで何故か恥ずかしくなるほどだ。バロック調の衣装をまとった人で溢れた空間は現実とは思えなかった。真ん中のハブ的役割を持つ赤い光で満たされた象徴的なホールでゆっくりと踊るダンサーのドレスはインテリアのレースと繋がっている。(写真6) そのホールから化粧の濃いMCのリードで幾つかの部屋へと導かれる。(写真7) CREAM
ROOMに入るといきなり『夢を見たいかい?』と誘う奇妙な口ヒゲの男性は素肌にコート。困惑する。CREAM ROOM,BLUE ROOM,RED ROOM、それぞれの部屋でFilm
Screening等の様々なプログラムが同時に展開され、出入り自由。クラブイベントや、屋外LIVEコンサートではよくある形だが、フィルムフェスティバルでこの形式を取るのは初めて見た。新鮮だった。

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『世界中から丁寧に選ばれ、必ずあなたに知的刺激を与えてくれるでしょう...』というMichel Gondryなどなどによるショートフィルムやアニメーションがそれぞれの部屋で同時に上映される。贅沢だ。The
Real Tuesday Weldのショーに始まり、世界的に有名なオーディオビジュアルアーキテクト The light surgeonsのLIVE(写真8,9)で会場は静かに最高潮。圧巻だった。BLUE
ROOMには人が溢れていた。立ち見も座り見も居た。踊る訳ではなくビールやワイン片手に座りVJのライブを見るというのが受け入れられているこの街の感覚は独特だと思った。日本(東京)ではVJはDJのサブのように捉えられがちだと思うが、視覚的なインパクトと聴覚的な刺激をひとつにし、彼らはオーディオビジュアルというひとくくりの言葉で様々な実験を試みている。VJのライブショーが終わって観客が総立ちの拍手喝采!というのを初めて経験した。3層のマルチレイヤースクリーン+アーチ型の天井+壁面を使い、スクリーンとスクリーンの間でプレーする彼らは時々スクリーンに触れたり、手で影を作り、違う効果を引き出そうと遊んでいた。彼らの名前「光の外科医」というのも頷ける。彼らの表現は一見バラバラのようで光や建築という一貫性の基に構成されていると感じた。全ては分からないが昔のカルトフィルムのカットも含まれるらしい。thelightsurgeons.co.uk 他にも、魅惑的なCellorythmicsのアドリブのビジュアル構成がDJとダンスを引っ張り、Exceeda
AVのVJセットは客をひどく踊らせていた。exceeda.co.uk

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CREAM ROOMのバーカウンターのサイドのサインはパーティーも半ばを過ぎるとやんちゃな客によって内容が変えられていた。(写真10→11) CREAM
ROOMでは唯一?日本から選ばれた元ジュディマリのYUKIのミュージックビデオSENSATIONAL JOURNEYが流れていた。日本で最も有名なテクノポップスターの美しく革新的なPVと紹介されていた。BLUE
ROOMのバーカウンターの上では奇妙なダンサーが常にへんてこりんなダンスをして会場の不思議な雰囲気を盛り上げる。(写真12) 会場に設置されたベッドで艶かしくクネクネと踊るダンサー(写真13)も居れば、ステージでの演奏(写真14)のそばでシャワーのオブジェで遊ぶ客達(写真15)も居て会場は思い思いに盛り上がっていた。会場の観客とインタラクティブに楽しめる即興演劇スタイルのパフォーマンスもありなかなか楽しめた。(写真16) フライヤーにはこれこそがシネマティックヘブンだと豪語していた。BLUE
ROOMのオブジェに見てとれる通り、妖しく漂う照明がそれぞれの部屋の雰囲気に彩りを添えていた。(写真17) またこのイベントには、メイクアップやヘアーアーティストとして多くの日本人が関わっていると聞く。日本人は手先が器用だから日本人のヘアーメイクアップはこちらで評判がいい。
The Light SurgeonsのLIVE ACTを目当てに行ったのだが、帰りには出口でBBCが放つイギリスの今後を担う映像作家、監督のdvdが配られた。この内容でお土産付きなら£8.2(1,700円くらい)はお得だったと感じた。futurecinema.co.uk/
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