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mucking_around_london
キューブハウス_De kijk-kubus
Report 01_Sep.2005

 小野選手が在籍するフェイエノールトの本拠地ロッテルダムは近代建築が多い事でも知られている。黄色い立方体を斜めにして連ねたような風変わり建築で有名なキューブハウス(1984)を見るためロッテルダムを訪れた。

キューブハウス外観
キューブハウス外観
キューブハウス群を中庭(共有スペース)から見上げて
キューブハウス群を中庭(共有スペース)から見上げて

 キューブハウスの外観は写真で見て興味を持っていたが中の様子を見たいと思っていた。
地下鉄Blaak駅周辺のユニークな建築の中でも、キューブの複雑な集合体は最も目を引く建物だ。昔ながらの港エリアとBlaak地区を安全に結ぶ歩行者用ブリッジとしての役割も備えている。実際に見るとその緻密で幾何学的な建築に圧倒された。模型を作るのも難しいような形状が住居として1984年に完成し、現在も当然のようにオフィスや住居として使用されている事に驚かされる。キューブハウスのユニットの一つがキューブハウスミュージアムとして、その内側を公開している。入場料1.8ユーロは安いと思う。

住民は家を見られる事に慣れていて、キューブハウスに興味を持つ人にとてもフレンドリーだった。
住民は家を見られる事に慣れていて、キューブハウスに興味を持つ人にとてもフレンドリーだった。
キューブハウス入口は割と急な階段。
キューブハウス入口は割と急な階段

 オランダ人建築家Piet Blom(1934-1999)のキューブハウス設計に当たってのキーワードはLove, Flexibility, adjustment, Creativity, Fun 。一つのユニットを抽象的な『木』として、そ
の連なりを『森』、つまりその感覚の広がりを『村』として捉えたと言う。大きいキューブ×2と、小さいキューブ×14で構成されているキューブハウス群は計38のアパートメントがあり、ショップ、スタジオ、オフィス、住居等として現役だ。キューブを支える柱部分はストレージスペースで、柱沿いの階段がキューブの入口へのアプローチになっている。

 外側から推測すると、中は狭くて頭を屈めながら生活をするようなタイプのものかと想像していたが、中に入って更に驚いた。合計100m2のスペースは、狭いどころかゆとりを感じる贅沢な3層構造だった。

1層目のリビングスペース
1層目のリビングスペース
斜下から光が差し込む1層目のキッチン
斜下から光が差し込む1層目のキッチン

 特に形状としての特徴である立方体を斜めに立てた形が、斜め下や 斜め上からの角度からの採光を確保しており、独特の明るさを演出している。キューブハウスの形状に合わせてカスタムで作られた家具が備え付けられている。使い方は様々だと思うが、キューブハウスミュージアムは基本的に2人で暮らすために作られていると感じた。1層目がリビングスペース+キッチン+トイレ。2層目に寝室、書斎、バスルーム、3層目は窓の多い光で溢れるスペース。

2層目の寝室
2層目の寝室
2層目の書斎
2層目の書斎
3層目では、観葉植物も元気に育っていた。夏は暑そうだと感じたが、長い時間を過ごしたくなる気持ちのいい空間だった。
3層目では、観葉植物も元気に育っていた。夏は暑そうだと感じたが、長い時間を過ごしたくなる気持ちのいい空間だった。

 写真で紹介している箇所以外にも大きめの戸棚や収納などが備え付けられていた。垂直に立つ壁面は移動の為の階段まわりのみで外部との仕切りは全て斜めに立つ壁面だ。一見使い難そうなスペースを効率良く使用しているという印象が強い。奇抜な外観に負けず、内側も実用的に考えられていると感じた。とりわけ光の差し方は見る価値があったと思う。
より詳しい情報は、http://www.kubuswoning.nl/



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