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| ■近代建築 野間道場を惜しむ
私は小学生まで柔道をやっていました。そのときはそれほど思いは深くなかったのですが、小学校のとき通っていた府中刑務所の柔剣道場は木造の古色蒼然たる建物で、いかにも武道を修練する場に思えました。刑務所の柔剣道場がいつ建てられてのかはしりませんが、2000年に護国寺の野間道場を初めて見たときには、その思い出が甦って感動をしました。
野間道場は、講談社創業者の野間清治氏が建築し、講談社野間文化財団が維持管理し、運営は講談社剣道部と野間道場道好会がやっている剣道場です。今も講談社には剣道部があり、ここで週3日程度稽古をしています。野間道場で一番有名なのが、毎朝行なわれる朝稽古(7〜8時)だそうです。それに行って来ました。この時だけは、記帳さえすませば誰でも見学(あるいは稽古も)出来るそうです。 「野間道場」のオフィシャルホームページの「講談社野間道場年譜」によれば、大正14年落成と記されていますが、もともと神田周辺にあった道場を移築したものではないかと語られている方もいます。大正14年からでも80年以上、こうなると建設から何年たっているのかもわかりません。
この建物をただの建築物として見るのは、いかがなものかと思いますが、今は製作ができないといわれている、「歪みガラス」の窓、弾力性抜群で滑り具合のいい道場の床、スタイル抜群の玄関屋根、破り破風など、見事な造作ばかりです。 <野間道場道好会の稽古>
それ以上に、私は道場という修練の場としての精神的な価値を見出します。この道場には、そういう雰囲気があります。長くこのような剣道場を武道修行者に貸し与え、自由に稽古をさせてくれていた講談社の精神に感謝している剣士達は多いでしょう。 ・「野間道場」オフィシャルサイト このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2006 TANSEISHA.co.,ltd. All right reserved. |
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