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■壊されていく、近代建築・・・ 小江戸・川越のくらづくりの現状(埼玉県川越市) 川越といえば、蔵造りの建物や西洋風建築が多いことで有名な街です。その風情ある佇まいから「小江戸」とも称されています。
川越における蔵造り建築の最盛期(明治35年)には、70軒余りの店蔵があったのだそうです。古いものは、明治の大火で1軒だけ残った1792年竣工の大沢家住宅(国指定重要文化財)で、竣工約200年ですが、一番新しい蔵造りの建物は、平成7年に新築されたものだそうです。 今に残されている蔵造りは大火に曝されただけに、分厚い漆喰、地下の空き倉など、防火防災を第一にして設計されています。 また、いわゆる看板建築、近代建築も多く残されています。江戸時代から昭和初期までこの街は豊かだったんでしょうね。新河岸川(荒川の支流)の水運の一大拠点だったのでしょう。蔵も多いわけです。 川越の名物といえばサツマイモです。市内ではサツマイモを原料としたお菓子が多く見受けられます。お菓子どころか焼き芋コーヒーとかサツマイモ紅茶なども商品化されているし、地場の醸造会社・小江戸ブルワリーでは、原料の1つにサツマイモを加えたサツマイモラガーを作っています。これは余談ですが、結構いける地ビール(分類上は発泡酒)です。 それ以上に川越では、歴史的文化財というべき建物が大切にされています。この街には、建物を見るために、そして風情を楽しみにして来訪するお客様が多いのです。いわば観光立市を目指しています。街中で聞こえる威勢のある掛け声も耳にします。活気がある街です。 その頃、デパートメントストアに乗り出したのが、川越を発祥地にする丸広百貨店です。この山吉デパートは呉服商・太物商として名を馳せた創業者・山田屋吉右衛門の略称を使って命名されました。昭和11年のことでした。 川越初の鉄筋コンクリート工法、店内にはエレベータもあったらしい。設計者は保岡勝也、三菱で曽禰達蔵とともに、丸の内の赤煉瓦オフィス街の建設に携わり、曽禰の退社後は技師長を務められた方だそうで、ここ川越では冒頭写真背後の「りそな銀行」を設計しています。 長らく丸広の川越本店として使われましたが、丸広が川越駅前に移転し、その後はキャバレーとして使われたのだそうです。それを10年ほど前に、ファサードを残して取り壊され、今や月極め駐車場として使われています。さらに正面入口前は、人力車の待合になっています。 川越市が残すからには、なんとか保存活用をするつもりなんでしょう。でも、この状態になって早くも10年くらいたってます。HP を検索してみても、1996年には、今の状況になってます。なんとかしてあげてください。 関連サイト: ・川越市の観光 このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2005 TANSEISHA.co.,ltd. All right reserved. |
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