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近代建築
 
求道会館・学舎を見に行きました!(文京区本郷6丁目)
 

 

 50年も荒れ果てていた求道会館・学舎が修復に6年かけて、平成14年6月にオープンしました。何度も前までは行っていたのですが、初めて中に入ることができましたのでご報告。

 求道会館(きゅうどうかいかん)は、ヨーロッパ留学の経験もある浄土真宗の僧侶、近角常観により、建てられたキリスト教の礼拝堂のような仏教寺院です。設計者は京都大学建築学科・教授、武田五一。彼の多くはない東京の作品の1つです。

外観はキリスト教の礼拝堂そのもの。 内部も六角堂(厨子)に代わって十字架があればキリスト教寺院に見えるかも。
左●外観はキリスト教の礼拝堂そのもの。
右●内部も六角堂(厨子)に代わって十字架があればキリスト教寺院に見えるかも。

 武田五一は、アールヌーヴォーを日本に紹介したことでも知られています。その方ですから、随所にアールヌーヴォー風のデザインが見えます。

建物正面のステンドグラス
左●ツタカラクサ模様のアーチ
右●建物正面のステンドグラス

さらに宗教建築ですから質素を旨とします。

1階の柱には、既成のガス管を使っている。 木部にはクレオソート(防腐剤仕上げ)を採用されているそうです。
左●1階の柱には、既成のガス管を使っている。
右●木部にはクレオソート(防腐剤仕上げ)を採用されているそうです。

 昭和28年に常観の弟・常音が他界するとクローズしその後約50年閉鎖されましたが、平成6年に都の有形文化財に指定され、その後6年かけて補修工事を行い平成14年に再度オープンしました。今は、結婚式やコンサート会場などとして使われています。毎月第4土曜日には、一般公開をしています。



2階席から見た内部 仏教寺院らしい欄干 独特な天井構造材
左●2階席から見た内部
中●仏教寺院らしい欄干
右●独特な天井構造材

厨子2階部分の背後には、畳敷きの小礼拝堂があります。常観は信徒との対話に使っていたそうです。

小礼拝堂の内部 畳敷きですが、天井はこんな感じです。
左●小礼拝堂の内部
右●畳敷きですが、天井はこんな感じです。

当時ヨーロッパで流行っていたジャポニズムの造形と思われる暖炉。これは奴だこを模しています。 窓の外には、大正15年に建てられたRC造の求道学舎。設計は同じく武田五一。学生寮として建てられましたが、今は共同住宅(10戸)になっています。
左●当時ヨーロッパで流行っていたジャポニズムの造形と思われる暖炉。これは奴だこを模しています。
右●窓の外には、大正15年に建てられたRC造の求道学舎。設計は同じく武田五一。学生寮として建てられましたが、今は共同住宅(10戸)になっています。

 

・求道会館HP


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