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去る2007年6月1日〜10日の10日間、丸ビルと新丸ビルの間にある行幸地下通路ギャラリーにおいて「アート展 ぬくもりのある日本、みんなが隠れた才能を持っている〜障害のある人による作品たち」(主催:文化庁、文部科学省、企画・運営:(社)日本フィランソロピー協会)が開催されました。 (株)丹青社では、障害者アートの認知活動の支援の一環として、今回のアート展の設営・運営等におきましてご協力させていただきました。同アート展では、個人のほか、障害者の活動を支える23の団体・学校・企業の協力を得て80点の絵画・アート作品が出品され、独創的で力強い作品は多くの来場者の目を楽しませることとなりました。 同アート展の運営を行なう日本フィランソロピー協会では、1998年に知的障害者のアートと暮らしをテーマとするドキュメンタリー映画「まひるのほし」を製作・上映するほか、名刺に知的障害者のアートを掲載する「フィランソロピー名刺」の普及など、知的障害者の自立支援・社会参加支援活動を行なっており、今回のアート展の開催についても多くの来場者に作品に触れることで“一人ひとりが欠けがえのない存在であり、魅力ある個性と可能性があること”を実感してもらいたいということです。 また、開催初日には、秋篠宮殿下、同妃殿下にご光臨賜るとともに、オープニングイベントとして丸ビル1階の「マルキューブ」において「みんながいろんな才能を持っている」と題したトークセッションを開催。NHKエグゼクティブアナウンサー・町永俊雄氏の司会のもと、ゲストに五輪女子マラソンメダリスト・有森裕子氏、社会福祉法人素王会理事長でアトリエインカーブを主催する今中博之氏、吉本ばなな氏をはじめ数多くの装丁画を提供する人気画家・MAYA MAXX(マヤ マックス)氏を迎え、それぞれの立場から表現することの楽しさについて、また障害者という枠組みでは捉えきれない力強く表現力に富んだ作品の魅力について白熱した意見が交わされました。
私自身、障害者福祉をライフワークにしており、かねてより障害者のアートというものに興味を抱いていました。実は地元・仙台では「とっておきの音楽祭」を2001年から毎年開催しています。これは障害をもつ方、もたない方が一緒になってストリートで上演するというもので、今年、ドキュメンタリー映画「オハイエ!」として上映されました。 音楽祭と同様に今回のアート展でも誰の真似でもない独創的な作品が数多く出品されています。非常に個性のあるアートだから観る人を感動させる。障害を克服して作品を描いているからとか、健常者の領域に近づいてきたとか、そういうことで認められる世界ではないのが芸術の世界です。だから本当は障害者のアートとは言いたくないのです。たとえば今回の出展作品のなかには海外の美術館で認められ高額で落札された作品もあります。芸術としての価値が認められれば、障害をもつ方々の生活も変わってきます。今回のアート展がそうした意識改革につながる突破口になればと思っています。 このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2008 tanseisha.co.,ltd. all right reserved. |
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