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つくばエクスプレス開通で沿線開発進む注目エリアにオープン

 流山おおたかの森SC


 高島屋の子会社で商業デベロッパーの東神開発(株)は3月12日、つくばエクスプレス流山おおたかの森駅前にショッピングセンター「流山おおたかの森SC」をオープンした。

 おおたかの森は、秋葉原駅から最速25分という好立地に加え、東武野田線との乗換え駅として、同沿線では秋葉原、北千住に次ぐ乗降客数(1日約2万1200人)を誇る。商圏は半径4km圏、人口40万人を想定しているが、現在、同駅周辺では複数の住宅開発が計画されており、今後急速に人口増が見込まれる将来性の高いエリアである。

 団塊世代を中心に、家族や住まいをもちはじめた団塊ジュニアならびに他都市から移り住む人々をターゲットに、“上質な日常”と“夢のある日常”を提案すべく、核店舗7店、専門店128店が集積している。

 開発にあたっては、豊かな自然が残る周辺環境との調和を図るため、木や石などの自然素材を多用し、街のランドマークとなるよう建物外観をデザイン。また、館内には自然光が入るアトリウムを設けたほか植栽を随所に配置して緑化に努め、流山市が推進する「グリーンチェーン認定」の商業・業務用分野の第1号施設の認定を受けた。

 テナントは7つの核店舗が特徴として挙げられ、1階には高島屋初のデパ地下特化業態となる「タカシマヤ フードメゾン」、食品スーパーの「食品館イトーヨーカドー」、2階には県内最大級の3080m2を誇る「紀伊國屋書店」、柏・流山エリア初の「ロフト」、3階にはつくばエクスプレス沿線最多の11スクリーンのシネコン「TOHOシネマズ流山おおたかの森」、アミューズメントスペースの「ナムコランドDONDOKO フェスタ」、フィットネス&スパの「セントラルウエルネスクラブ」が出店している。

 専門店では、1・2階はライフマーケットをコンセプトに、暮らしをセンスよく演出する女性とその家族向けの高感度ショップが集積。ファッションアイテムでは、日本初進出となる「A|X アルマーニエクスチェンジ」、千葉県初のフルラインショップ「ZARA」など61店。雑貨ではクリスタルジュエリーの「スワロフスキー」、自然派化粧品の「マークスアンドウェブ」など20店が出店している。

 3階はライフコミュニティをテーマに3つのエリアからなり、レストランエリアは地場食材にこだわった「旬菜厨房 奈のは」、日本唯一の西安宮廷餃子の「中国名菜 吉鳳園」などバラエティに富む17店で構成。ヘルス&ビューティーエリアは酸素バー「オーツー ビーナス」、耳かき専門店「みみくりん」など。コミュニティエリアでは料理教室の「ABCクッキングスタジオ/abc kids」、住宅販売の「第一住創」、「流山市おおたかの森出張所」などが入店している。

 開業から3か月を経過したが、3月は87万人、その後も当初予想を1割上回る来場者を記録しており、順調なスタートを切っている。同SCから約4kmにある柏高島屋ステーションモールで培ったマーケティングデータを活かしながら、両施設の共存と相乗効果を図るべくサービスの提供を行なっていくという。

つくばエキスプレス沿線でも注目される流山おおたかの森駅に立地 女性に人気の「ZARA」「スワロフスキー」など話題のブランドも出店 女性に人気の「ZARA」「スワロフスキー」など話題のブランドも出店
(左)●つくばエキスプレス沿線でも注目される流山おおたかの森駅に立地
(中・右)●女性に人気の「ZARA」「スワロフスキー」など話題のブランドも出店

自然光を取り入れたアトリウムには緑を配置し、館内緑化を図っている 1、2階はハイセンスな暮らしを演出する女性とその家族向けのファッション店が揃う 1、2階はハイセンスな暮らしを演出する女性とその家族向けのファッション店が揃う
(左)●自然光を取り入れたアトリウムには緑を配置し、館内緑化を図っている
(中・右)●1、2階はハイセンスな暮らしを演出する女性とその家族向けのファッション店が揃う

「食品館イトーヨーカドー」では地元農家とタイアップし、獲れたての新鮮な青果を販売する
(左)●高島屋初のデパ地下特化業態「タカシマヤフードメゾン」にはイートインコーナーを設けている
(右)●「食品館イトーヨーカドー」では地元農家とタイアップし、獲れたての新鮮な青果を販売する

流山市民のペット所有率は4割を超え、ペットショップの人気は高い 駅からの伸びる2階連絡通路をから入ると、正面にデザートカフェ「カフェ モッカ」がある
(左)●流山市民のペット所有率は4割を超え、ペットショップの人気は高い
(右)●駅からの伸びる2階連絡通路をから入ると、正面にデザートカフェ「カフェ モッカ」がある

3階レストランエリアには17店が営業し、飲食目的の来場者も多い 3階レストランエリアには17店が営業し、飲食目的の来場者も多い 3階レストランエリアには17店が営業し、飲食目的の来場者も多い
3階レストランエリアには17店が営業し、飲食目的の来場者も多い

アクセサリーなどファッショングッズや日用品も充実している アクセサリーなどファッショングッズや日用品も充実している アクセサリーなどファッショングッズや日用品も充実している
アクセサリーなどファッショングッズや日用品も充実している

祭りをコンセプトにした「ナムコランド DONDOKOフェスタ」にはファミリー層を中心に3世代で楽しめるアミューズメント機器が揃う 3階コミュニティエリアには地域生活に密着した店舗を配置 3階コミュニティエリアには地域生活に密着した店舗を配置
(左)●祭りをコンセプトにした「ナムコランド DONDOKOフェスタ」にはファミリー層を中心に3世代で楽しめるアミューズメント機器が揃う
(中・右)●3階コミュニティエリアには地域生活に密着した店舗を配置


東神開発(株)
おおたかの森 S・C センター長

森川 雄一

地域に根ざしたサービスで
お客さまの来店頻度を高め、
街の発展とともに歩みたい

森川氏

 当社は第二の創業期ということで出店拡大をしている最中で、港南台グラスコート(横浜市港南区)、タカシマヤタイムズスクエア(新宿区)のレストランなどに出店していますが、これまでは(株)高島屋が開発した商業施設に出店したものが多かったのです。

 この立地に注目したのは、つくばエクスプレスと東武野田線との連結地であるからです。つくばエクスプレスの開通で沿線開発が進み、新たな商業立地ができることから、今回は当社単独で出店しようと入札に応募しました。“上質な日常”と“夢のある日常”をコンセプトに、ゆったりとした落ち着きあるショッピングセンターを目指し、これまで当社が培ったノウハウを最大限に活かした地域の街づくりの視点をもったプランが評価され、採用されました。

 テナントは「7核」ということで、7つの大型店舗で延床面積の約半分を占めています。専門店では千葉県初のフルラインショップとなる「ZARA」、日本初の「A│X アルマーニエクスチェンジ」など話題性あるファッションブランドも誘致しています。流通小売業のほうから、お客さまを選別するということはありえません。私どもが品揃えしたものをお客さまにどう購入していただけるか、使い分けていただけるかだと思います。おかげさまで2つの路線が交差するという好立地で、7つの核店舗があるため、幅広い客層の集客が図れています。

 おおたかの森は郊外ですから、ターミナル立地の柏高島屋ステーションモールと違って、デイリー性を強化していかなければなりませんし、それによって来店頻度を高める必要があります。日常性を高めるため、食品関係ではイトーヨーカドーと高島屋の2店が入っています。ワンフロアでデイリーとギフトを一緒にするにあたって、ゾーニングの工夫でお客さまがうまく選別できるようにしております。両店舗の面積は合計約2,000坪になりますが、イトーヨーカードーはデイリー、高島屋は洋菓子、惣菜関係が好評で、お客さまが2つの店舗を上手に使い分けていただいていると思います。

 駅周辺の住宅開発はこれから本格化し、流山市ではつくばエクスプレスの沿線開発で6万2,000人の人口増を見込んでいます。当SCの年間来場者は900万人が目標ですが、オープン景気で最初はよくてその後落ち込むというのではなく、周辺の開発とともに徐々に右肩上がりでいくのではないでしょうか。

 流山市の年間所得は東京の世田谷区と杉並区の中間の約500万円で、人口は15万人と少ないですが、比較的購買力は高い都市です。これから周辺に競合店が開発されるでしょうが、当社は足元の商圏をしっかり固め、地域にいかに溶け込むかが重要です。流山市が駅前広場で定期的にコンサートを実施してますが、そうしたイベントに当社が協力することで、地域に根ざした施設運営を目指しています。地域の方々と一緒に街づくりに取り組んでいき、街とともに育っていきたいというのが私どもの願いです。



[所在地] 千葉県流山市西初石6-185-2
[オープン] 2007年3月12日
[事業主体] 東神開発(株)
[敷地面積] 40,573m2
[建築面積] 30,530m2
[規模] 地上3階建(駐車場地上5階建)
[延床面積] 106,521m2
[施設内容] 核店舗7店、ファション61店、雑貨20店、飲食21店、サービス26店
[来場者目標] 900万人
[年間売上目標] 160億円
[総事業費] 約100億円
[URL] http://www.otakanomori-sc.com/


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