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郊外型店舗1号店として都内最大級のRSCに出店 三越武蔵村山店
店内は、フロアの中心部分に3層吹き抜けによる大空間をつくり、1階広場にはレストスペースと大型の植栽を配することにより開放感を創出するとともに、吹き抜け周りに、日本橋本店のデザインを一部(光天井、グラデーションカラーの柱)採用することにより、上質感と優雅さを醸し出す。さらに、各売場のポイントに多数の植栽を配することで、旬や季節の移り変りを演出していく。 品揃えは、・カップルやペア、ファミリーが買い回りしやすいMDミックスの提案、・ショッピングセンター(SC)立地に対応した新商品・新売場の開発、・百貨店らしさ、三越らしさの発信をポイントに実施。 ファッションは、30歳代前半から“おしゃれな団塊の世代”までをメインターゲットに、百貨店に求められるブランドの提案と郊外のライフスタイルを意識したスポーツ、生活雑貨、フレンチカジュアルをクロスMDにて編集し、カップルやファミリーが揃って楽しめるショップを充実させている。 ビューティ関連では、300m2を超えるコスメゾーンに「シャネル」「クリニーク」「資生堂」など国内外の有名ブランドを導入。フェイシャルルームを併設するなど、くつろいだ雰囲気の中で顧客に対応。 また食品については、三越として初めて青果と総菜を自主運営するデイリーフードゾーン「フレッシュマート」を開設。「安心・安全」を基本に、嗜好性・専門性の高い品揃えを図っている。 サービス面では、少数社員の運営ながら三越としてのヒューマンタッチな接客とホスピタリティーの実現に注力。“日常の上質な時間を大切な人と共有していただく”空間を提供していく。
百貨店業界においても、いま、「勝ち組」と「負け組」ということが言われていますが、いわゆる「勝ち組」の百貨店には「ロケーション」×「マーチャンダイジング(MD)」×「サービス」の3つの要素が揃っています。これまでの都市型百貨店は、ロケーションは「一等地」。MDは「フルMD」で、サービスも「フルサービス」で、それが百貨店の構造だったと思います。 しかしここにきて、たとえば駅ビルのように、非常にロケーションに優れている商業施設にMDが付きはじめ、リージョナル(広域商圏型)ショッピングセンター(RSC)でもターミナル駅前の一等地で、MDも百貨店と見間違うばかりのSCが登場しています。 そして残るサービスについても、現代の顧客視点で言えば、慇懃な挨拶で迎えられることより、「欲しいもの」が「欲しいとき」に「欲しい価格」でお店にあるということが、一番のサービスであるように思います。そして、その3つの要素を備えた販売チャネルが、近年、増えてきています。 そうしたチャネルの台頭に対する百貨店の対応策としては、競合するか、共存するか、自分達でつくるかという3つの選択肢があると思います。今回の武蔵村山店と、来年3月にオープン予定の名取店は、三越として「共存」という方向でチャレンジしたものです。 あくまでも武蔵村山店と名取店の動向を見極めてからのことですが、基本的には、今後、郊外型SCへの出店は増やしていきたいと考えていて、武蔵村山店と名取店については、バージョンを少し変えた店舗にしています。 武蔵村山店の場合は、立川から約6kmしか離れていないので、立川駅前の伊勢丹さんや高島屋さんがもっているお客様も取り込んでいかないとなりません。ですから、売場はかなり「尖った」ものにしました。 一方、仙台市中心部から南に約10kmの名取店の場合は、周囲に競合がほとんどありません。既存の仙台店が仙台市の北側を基本商圏として押さえていますので、名取店で南側のお客様をカバーしていくという仙台店の補完機能を果たしていく店舗にしていきたいと考えています。 武蔵村山店の半径10km圏内には、青森県の総人口を超える約160万人がお住まいですが、この地域のお客様で日本橋の三越本店までお買い物に行かれる方が非常に多くいらっしゃることがわかっています。 ですから武蔵村山店は、今年5月に閉店した吉祥寺店が、一部そうした使われ方をされていたように、本店の出先的な使い方をしていただく店舗にしていきたいと考えています。日常の買い物は武蔵村山店で、本格的な買い物は日本橋本店というような関係を築いていきたいと思います。 今後も、郊外型店舗の展開については、既存店との相乗効果、補完的効果があるところにしか出店は考えていません。 データ 2006年12月
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