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"ガスのふしぎな世界"を体験できる科学館が東京・豊洲に誕生
がすてなーに ガスの科学館
| 東京ガス(株)は2006年6月2日、"現代の暮らしを支える身近なエネルギー"である都市ガスの役割や特徴を紹介する「がすてなーに
ガスの科学館」を東京・豊洲にオープンした。
東京ガスでは1986年3月、同じ豊洲地区の別の場所に創立100周年事業の一環として初代「ガスの科学館」を開設。今年3月24日に閉館するまで20年間に約200万人が訪問した。初代館は東京都が進める「豊洲土地開発整備事業」に伴い閉鎖することとなり、「がすてなーに」は初代館に代わるものとして3年前から計画された。その中身は、この20年間のガス事業を取り巻く社会情勢や技術の進歩を反映しながら、温暖化など地球環境問題への対応など新たな視点に立って、構築を行った。 |
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豊洲駅から徒歩約6分と交通の便も向上したことから家族連れなど自由見学の来館者も増加 |
『科学と暮らしの視点からエネルギーの「?」(はてな)を学び「!」(なるほど)を実感する』をコンセプトとする「がすてなーに」は、体験・参加型の展示物を多数導入。施設内は「発見する」「理解する」「体験する」「学習する」「実感する」「触れ合う」「楽しむ」の7つのゾーンで構成。
さらに、同館のキャラクターとして、ガスと炎をイメージした青色の「プカ」、ガスが生み出す温かさをイメージしたオレンジ色の「ポカ」、ガスから生まれる電気をイメージした黄色の「ピカ」の3人を新たに設けた。これらのキャラクターが“ガスの不思議な世界”を案内するなど、「楽しみ」ながら「見て」「聴いて」「体験して」「感じる」ことを重視した展示が心がけられている。
旧「ガスの科学館」は、小学校の校外学習の場として、団体のお客さまを中心にしていたが、「がすてなーに」は、東京メトロ有楽町線と「ゆりかもめ」の乗換駅でもある豊洲駅から徒歩圏内という立地にあり、小学生団体に加えて個人や家族連れなど少人数での来館者の増加を予想。
このため、従来の「アテンダント」がグループをリードしながら展示の内容を強制動線にしたがって説明する『ツアー形式』での観覧でなく、少人数での来館者は自由見学もできるとともに、各展示コーナーに「コミュニケーター」を配し、観覧者とコミュニケーションをとりながら興味を盛り上げ関心を促し理解を深める助けをする『インタープリターシステム』を導入するなど、多様な観覧スタイルに対応できる運営を行っている。
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(左)●2層吹抜けのエントランスホールにはガスで温められた空気で上昇する大型熱気球を展示
(右)●展示室の導入部となる「プロローグ」ではサーモグラフィにより人体が熱を持っていることを目で見ることができる |
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| 「ようこそポカの家へ!」ではキッチン、リビング、バスルームなどガスが生み出す「温かさ」や「暖かさ」をテーマに展示 |
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(左)●さまざまな知的玩具が納められた箱を自由に取り出して遊ぶことができる「はてなBOX」
(右)●「探検!!ワンダータウン」は、アッと驚きながら四角い白箱を「覗いたり」「聴いたり」することで“さまざまな街でガスが活躍する様子”を見ることができる |
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(左)●実際に使用された都市ガスの大きなガス管で皆でトンネルごっこ。トンネルを潜り抜ける楽しさだけでなく、コミュニケーターが「どうしてこんな大きなパイプが必要なのかな?」と問いかけることなどで「気づき」を促す
(中)●「エナジースタジオ」では、ガスの特徴や性質を解き明かすヒントを盛り込んだサイエンスショーを開催
(右)●押して引いて廻して、とにかく身体を使って動かす参加・体験型展示でより理解を深める |
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(左)●「プカのひみつ」では、家の中からガスの通り道を遡り地下にあるガスの故郷までを探検
(中)●「クイズホール」では“ガスの世界の不思議”やエネルギー、環境問題などのクイズに競争して挑戦
(右)●「炎のふしぎギャラリー」では、ガスの便利さはひとまず置いて、ガスの炎の“アートと美しさ”、“遊びと面白さ”を体感 |
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(左)●「ピカッとラボ」では、マイホーム発電やまちごと発電など、環境問題や未来を考えたガスの新しい使い方を体験できる
(中)●「キッチンキッチン」では、“おいしい科学”である料理を実際に体験することで食べ物や調理にまつわる謎や不思議を解き明かす「サイエンスキッチン」を開催(土・日・祝日)
(右)●「わくわーくルーム」では、身近な暮らしのなかの科学、エネルギーや環境を題材に、実験や工作をするワークショップを土・日・祝日に開催する。平日には団体用ランチスペースとして使用されている |
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(左)●「ガスってなあに?」という疑問を「ガスってそうなんだ!」に変える
(右)●屋上には芝生広場が広がる。円弧を描く屋上は「2万分の1の地球」に相当、東京で“地球の丸さ”を実感できる唯一の場所 |
東京ガス(株)
ガスの科学館 館長
井沢 修 氏
とにかく楽しくて、とにかく爽快で、
そしてちょっと為になる「新しいコンセプトの新しい館」を
つくることができたと思います |
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東京ガス(株)では、20年前に創立100周年を迎えたときに「会社がここまで漕ぎ着けることができたのもお客様のおかげ、お客様への利益還元や社会貢献になるものを記念事業として建設しよう」ということから、豊洲の地に「子どもたちの科学教育に役立つ校外学習施設」として初代「ガスの科学館」を1986年3月にオープンしました。
20年前には『エネルギーと環境』はすでに大きな課題でしたが、例えば環境問題というとその当時は「大気などの公害防止」という観点が中心でした。このため、硫黄酸化物や窒素酸化物(NOx)などの排出が少ないクリーンなエネルギーが必要であること、その点天然ガスは優れた性質をもっており、高効率でしかも取り扱いも安全であることなどを伝えていました。
90年代に入ると地球温暖化の問題が、急速にクローズアップされるようになり、東京ガスでは、子どもさんたちが温暖化を始めとして幅広く「地球環境問題」について学び、明日の行動へとつながるようヒントを持ち帰っていただける施設として、98年には「環境エネルギー館」を横浜市の鶴見に開設しています。
ガス事業を取り巻く情勢や技術が大きく進歩するなか、「新しいコンセプトで新しい館をつくろう」ということで3年前に私たちのプロジェクトがスタートしました。エネルギー全般を紹介しながら、ガスから電気が簡単にでき便利に使ってもらえる時代になったこと、ガスは省エネで安全に使えるようになって来ていること、地球温暖化防止でも天然ガスは大きな役割を果たしていること、そのようなわけでガスが家庭や町で大活躍していることを伝えることによって、子どもたちが21世紀の環境問題やエネルギー問題を自分の力で考え判断できる大人に成長する一助になればという思いで、展示の力を存分に発揮してもらいながら、全体をまとめました。そのなかで、初代「ガスの科学館」と「環境エネルギー館」という2つの館を運営してきた経験を展示の企画・設計の随所で活かすことができたと思います。また、一緒に仕事をした皆さんの、構想を磨き、設計を進め、物として実際に作り上げる能力、いわば施主の思いを実体化する能力の確かさ・素晴らしさは、さすがだなと強く感じました。
新しい「ガスの科学館」には「ガスって何?」をもじって「がすてなーに」という愛称を付けました。というのも、20年間の初代館運営を通じて「ガスの科学館」という名称は地域や社会に広く浸透しており、正式名称として引き継いでいくこととしましたが、一方で、交通の便がたいへん良くなって、社会科見学という学校団体だけではなく、自由来館つまり土・日曜日や夏休みなどに自由に来ていただく子どもさんたちの比重が大きく高まり、子どもさんたちに直接広くアピールする覚えやすい愛称を付けることが重要になってきたからです。
また、公園を挟んで向かいに建設中の大型ショッピングセンター「アーバンドック ららぽーと豊洲」のオープンが10月に予定され、年間1,000万人以上が訪れる見込みということです。公園の芝生の上を通って「ららぽーと」と「がすてなーに」の間を自由に往来できる大きな人の流れが生まれることでしょうが、そうした方々に対しても、この館が興味深く魅力あるものになればと考えています。
データ 2006年9月現在
| [所在地] |
東京都江東区豊洲6-1-1 |
| [オープン] |
2006年6月2日 |
| [事業主体] |
東京ガス(株) |
| [敷地面積] |
14,404m2 |
| [建築面積] |
3,561m2 |
| [建物構造] |
地上3階建 |
| [延床面積] |
6,472m2 |
| [展示面積] |
3,252m2 |
| [施設内容] |
展示室(「ようこそポカの家へ!」「探検!!ワンダータウン」「プカのひみつ」「エナジースタジオ」「ピカッとラボ」)、クイズホール、炎のふしぎギャラリー、キッチンキッチン、わくわーくルーム、屋上ひろば |
| [開館時間] |
9:30〜17:00 |
| [休館日] |
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| [URL] |
http://www.gas-kagakukan.com |
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