| HOME > tansei.net21号 > デザインで勝負!攻め上るアミューズメント企業!! |
![]() ゲームセンターやボーリング場、インターネットカフェ、カラオケなどのアミューズメント企業はこれまで、店舗づくりにおいてデザインを、あまり重視してはきませんでした。 ラウンドワン スタジアム 朝霞店 ボウリング、アミューズメント、カラオケに時間料金制スポーツ&レジャーを複合
また屋上には、フットサルや3on3、テニス、バドミントン&バレー、キャッチボール&フリスビーといった各種コートのほか、バッティングやピッチング、ゴルフ打放しやパットゴルフ、アーチェリーなど、アウトドアの各種スポーツアイテムを、バリエーション豊かにそろえている。 ラウンドワンは創業以来、ボウリング、アミューズメント、カラオケ等を併設した複合型の施設を全国に出店してきたが、京都市伏見区に04年7月にオープンした「ラウンドワン スタジアム 京都伏見店」からは、スポッチャを複合した「スタジアム店舗」を出店の基本フォーマットに設定しており、06年3月期に出店した11店舗は、すべてスタジアム店舗となっている。06年3月末現在の展開店舗数は58店舗で、うち16店舗がスタジアム店舗である。 1997年8月に大証2部で株式公開した同社は、99年9月には東証・大証1部に上場を果たしており、メーカー系ではない専業オペレーターとしては数少ない1部上場企業である。そうした信用力を背景に同社は、07年3月期以降、毎期14店舗の出店を予定しており、09年3月期中での100店舗達成を見込んでいる。
インタビュー
(株)ラウンドワン 代表取締役社長/ [聞き手](株)丹青社 関西支店 デザイン部 部長 アミューズメントのように付加価値を ─杉野社長は1961年生まれで、アミューズメント業界でも積極的に事業を展開されている若手経営者という印象があるんですが、お父様が始められたローラースケート場を手伝われたのが、この業界に関わるきっかけになったんですか。 ─そのアミューズメント業界ですが、団塊の世代が定年を迎えるなど“元気な60代”が増える一方で、少子化が進行して「人口減少時代」を迎えるといった少子高齢化を背景に業界再編の動きが急速に進んでいるようですが、この現状についてどのようにご覧になってはりますか。 杉野 アミューズメント施設は、何もしないでいると、顧客の年代別構成比率は高齢化し衰退していきます。たとえば、いま50歳以上のシェアが5%だとして、そのまま放っていると、20年後は間違いなく3割を超えるわけで、必然的に高齢化の施設になってしまいます。食や住のような日常生活に不可欠なものではなく、アミューズメントのように付加価値を売っていく業種については、常に新しいエッセンスを採り入れて、次の世代、次の世代を取り込んでいくアクションを起こさなければなりません。 ─そうしたなか、貴社はスポーツを切り口にした時間料金制アミューズメント施設「スポッチャ」など、時代のニーズにあった新業態開発に積極的に取り組んではりますね。 杉野 スポッチャの最大の要素はファミリーを取り込むことができるということです。少子高齢化の最も効果的な対策は「卒業させない」ことで、デートで来たカップルが、結婚したら夫婦連れで、子供が生まれたら家族連れで来られるような環境づくりを行うことが大切です。スポッチャは、アクティブスポーツからキッズアミューズメント、リラクセーションまでが揃っているので、来られない時期というのは、それこそお母さんのお腹が大きい1年間だけです。そういう環境を提供していくことが、一番の少子高齢化対策だと思います。 ─そういう意味でスポッチャはすごく大きな意味があると思いますが、スポッチャの構想を初めてお聞きした時、ローラースケート場を核に据え、施設の大型化も含めびっくりした記憶があります。ローラースケート場の復活構想というのは、やはり杉野社長のロマンというところでしょうか。 杉野 ローラースケート場を父が始めた、そのDNAというのがあるわけで、また、そこでお客さんが来るのを待っていたということが、自分自身の商売の原点としてあるわけです。それにローラースケートというのは、やってみるとすごく面白いスポーツですが、アスファルトの上でやって、転んだら骨折することもある。それを安全にできる環境というのは、私はやはりキラーコンテンツだと思います。 ─施設のオペレーションデザインについては、どのようなお考えですか。 杉野 ゴージャスさというのは不要だと思います。アミューズメント施設というのは、1回来て感動させればいいというものではなく、10回、20回と来ていただかないと成り立たないビジネスなので、20回見てもギリギリで格好いいと言ってもらえるようなデザインが大切だと思います。 ─最後に杉野社長の夢を聞かせてください。 杉野 レジャー業界のナンバーワンというのは、やはりディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドさんで、そこに追いつき、追い越すのが夢ですね。すべての部分で追い抜こうなんていうのは無理でしょうが、たとえば来場者数などは客単価が違うので、当社のほうが有利なわけですから、これについては今期中には達成したいと思います。 ─どの世代にも、気軽に色々なスポーツを楽しめる場所が増えると良いですね。本日は、お忙しいところ誠にありがとうございました。
データ 2006年4月
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