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第41回 環境共生する自転車ライフが日常生活に感動を創る
2007年10月12日
(株)商い創造研究所
松本 大地
(元丹青社SCマーケティング研究所長)

■発売中の日経トレンディ11月号に「知られざるナゾの繁盛店」が特集されている。一昨年、昨年と取材を受け、今回は「SCからの出店要請が相次ぐ専門店―ワイズロード」と「男性用品店 おしゃれ予備軍を巧みに、その気にさせる―クオミスト」が掲載された。
色々な取材を受ける中で、日経トレンディのテーマに対するこだわりや突っ込みは鋭くて深いのが特長で、記者の情報収集力には驚くばかりである。
ワイズロードはスポーツ自転車の大型専門店で、自転車を売るというよりも、自転車のあるライフスタイルを提案する小売店である。旧社名は吉田自転車で、明治33年創業ながら時代と共に進化してきた。初心者から上級者まで満足できる品揃えとサービスを携え、ハーレーのようなコミュニティづくりも促進している。路面店舗を首都圏中心に展開してきたが、このたびショッピングセンター業態開発づくりに着手し、新たなチャネルにチャレンジをする。以前より吉田社長には小生が主宰していたマーケティング研究会に参画頂いた縁もあり、この新業態開発を担当させて頂いた。都内ならば新宿2丁目にある新宿店、溜池山王の赤坂店、本格派ならば環八・R1号店にて、感動が詰まった自転車文化に触れて欲しい。

■この自転車ブームはLOHASの風とともに、全世界に広がりつつある。究極のクリーン・エネルギーである自転車は、地球に優しい乗り物であること、心身ともに健康促進の乗り物であることがライフスタイルとして定着してきた感がある。以前、感動マーケで取り上げたアメリカ西海岸ポートランドは「全米で一番自転車に優しい街」に選出されている。自転車専用道路の整備、バスや路面電車など公共交通機関での自転車持ち込み、街の至るところに自転車を駐輪するファニチャーの設置など自転車が生活に溶け込んでいるようだ。最近のパリはあちらこちらで颯爽と走る自転車を目にするが、7月に貸し自転車「ヴェリブ」がスタートした。この貸し自転車はバス、メトロと並ぶパリの交通手段としてパリ市が提案し、実現した。パリ市内には、約300メートルごとに自転車置き場が設置され、合計750カ所以上ある置き場で利用できる。パスは一日、一週間、一年間の3種類がある。詳しくは http://www.velib.paris.fr を参照願いたいが、自転車も自転車置き場も感動モノの優れたデザインである。

■今、人々が強い関心を寄せているのは、美しい地球環境の保護であろう。人と街と商いをリンクするキーワードには環境を外すことはできない。人が集まり、笑顔が拡がり、感動が生まれる街、街区、街路には優しい乗り物が似合う。ニューヨークのタクシーは2012年までにすべてがハイブリッド車になるとブルームバーグニューヨーク市長は宣言した。次世代街づくりには地球に優しい乗り物が必需品になろう。

■感動マーケティング視点⇒1.自転車はモノではなく、地球環境を考えるライフスタイルを提案するメッセージになっている。街は自動車の速さより、自転車の速度で観ると等身大の感動を発見できる。
2.SCにおいても大きさよりも、環境共生型であることが評価される時代がやってくる。

ワイズロードは初心者から上級者まで自転車のスタイルを提案する
1
パリ市内で目立つ自転車での街散策
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ポートランドでは自転車専用レーンが整備されている
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1●ワイズロードは初心者から上級者まで自転車のスタイルを提案する
2●パリ市内で目立つ自転車での街散策
3●ポートランドでは自転車専用レーンが整備されている

路面電車、バス、自転車相互がリンクするポートランド
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ポートランドでは子供のライダーも微笑ましい
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ポートランドの川沿いにあるユニークなレンタル自転車屋さん
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4●路面電車、バス、自転車相互がリンクするポートランド
5●ポートランドでは子供のライダーも微笑ましい
6●ポートランドの川沿いにあるユニークなレンタル自転車屋さん

バスはフロントに自転車を載せて走る
7
シアトルREI本社の自転車売り場は豊富な品揃え
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7●バスはフロントに自転車を載せて走る
8●シアトルREI本社の自転車売り場は豊富な品揃え


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