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2007年6月27日
丹青社 リテールクリエイションセンター
松本 大地 |
■5月の上海に続き、6月はビジネスを兼ねて青島(チンタオ)、北京を訪ねたが、特に青島はとてもとてもTwinkle(きらめく)で感動が詰まった街であった。成田からたった3時間のところにこんな素晴らしい都市があるとは今まで知らなかった。北京と上海に隠れがちであるが、実は人口730万人の大都市であり、世界の企業も工場や支店でかなり進出している。青島と言えば青島ビールが思い浮かぶが、過去はドイツと日本が統治した街であり、特にドイツの歴史あるレンガづくりの建造物が数多く残り、風光明媚な街に仕上がっている。さらに豊かな海の資源、山の資源に恵まれ、海産物、お茶、果物が街の市場や海鮮料理店で目にすることができ、中国本土からの大型バスで多くの観光客が訪れている。
■さて、“旅に期待することはなんだろうか”と考えた時、それは観光名所を巡るだけでなく、そこならではの感動に触れることではないだろうかと思う。海外旅行であっても、感動が薄れてきた近郊のグアムやハワイでは物足りなさもあり、アメリカやヨーロッパの大都市からも未知の刺激が少なくなってきているのが実情であろう。しかし、現地の人々の生活習慣に触れるような生活文化体験であるならば、大きな刺激になり楽しさになり、また行ってみたいという気持ちになる。生活文化体験とは、普通の市場や商店街、ショッピングセンターを訪ねてみたり、住居や学校を覗いたり、バスや自転車に乗ってみたり、カフェで人と出会ってみたりという普通のことであるが、それには人々の生活に密接している食文化を理解することが一番得策であろう。
■青島の話題に戻ってみると、夕方からは市民が集う繁華街の大露天市やウォールマート青島店を訪れ、掘り出し物のショッピングも体験、美味しい匂いが充満した街路には怪しいモノや不可思議なモノが溢れる。何故か、小さな男の子は股にスリットが入ったズボンをはいている。何処でもすぐに用足しができるようにとのこと。その後、友人が経営している美容院とリフレクソロジーのミックスされた店舗に出掛け、連日マッサージを体験した。懇切丁寧なマッサージに、溜まりに溜まった疲れが嘘のように無くなっていった。それも2時間で1200円程度の料金であり、至福のひと時であった。夕食に出掛けた先は青島ビール工場がある街区。この街はすべてビールをモチーフにデザインされており、ストリートを歩くだけでも楽しくなる。連なる海鮮料理のレストランでは、並べられた食材を前に、“これとこれをこのように料理して”とウェイターに頼むシステム。そのオーダーの仕方自体も青島の食文化体験である。美味しい料理を満喫し外に出れば、夜のイルミネーションが星空と共に旅の心にときめきを与えてくれた。実はこの街では毎年夏に青島ビール祭りが開かれ、街全体でのフェスティバルには世界各国から大勢の人が押し寄せるという。来年は皆を誘ってビール祭りを楽しもう、皆と感動を共有しようと思わせてくれた青島であった。
■感動マーケティング視点⇒1.これからはお仕着せの観光メニューよりも、生活文化体験メニューをどう感動的にプロデュースするかが、観光、地域振興の切り札になる。
2.SCでも瞬間的な人寄せイベントよりも、日常の生活からのシーンがうける時代になっていく。(例えば、参加体験型の餅つき大会、地元の吹奏楽部の冠大会の開催、北京でみた早朝の社交ダンスの集い等)

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1●街中の繁華街で毎日開かれる大露天市
2●お米の量り売りをするウォールマートの食品売り場
3●ジャスコ青島店にあった海鼠(なまこ)だけのショップ |

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4●孵化する間近の卵を炒って食べさせる露店
5●何故かスリットが入った幼児のズボンに笑ってしまう。
6●こんな素敵な百貨店もある青島は魅力満載 |

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7●青島ビール工場がある街区はすべてビールで演出
8●瀟洒な住宅が何キロも続く高級住宅地
9●友人が経営する地元で人気のビューティー&リラクゼーション |
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