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第36回 感動マーケティング「新・丸の内スタイル 次世代感動都心商業」
2007年5月1日
丹青社 リテールクリエイションセンター
松本 大地

■「訪問客はたくさん来るが、顧客はこない」そんな商業施設が多々ある。豪華な施設を作っても魂作らずでは、現代生活者にはそっぽを向かれてしまう。一時、環境演出を重視したテーマパーク型の施設が持てはやされたが、刺激が強いほど飽きも速くなる。また、顧客づくりや運営力もおろそかになりがちで、やがて施設は擦り切れてしまう。また、同質化してきたSCに対しては、現代生活者は新しい変化を強く求めている。2007年5月末で、日本のSC総数は2794箇所に膨らむ。少なくても20年の計での本物志向のSCが必要となってきた。

■4月27日新丸ビルがOPENした。その3日前の内覧会で見た新丸ビルは「50年の計で商業施設を創った」との印象であった。環境デザイン、カラー、マテリアル、テナント・MD構成のコンピレーションから生まれた空間は、“長く人々に愛されてこそ生き続ける”と言ったビューティフル・エイジングの秀作の商業施設だった。そこにはモノを売ることより、丸の内スタイルを表現することで共感を呼ぶことにフォーカスしたデベロッパーのこだわりが、ここならではの心地よい感動体験を生んでいた。既存の丸ビルとの棲み分けもなされ、相乗効果も期待できそうだ。都会で暮らす大人の居場所として注目されていく、東京ミッドタウンと共に都心商業五つ星であった。

■新丸ビル開業の1ヶ月前に、三菱地所ビルマネジメントが主催した“丸の内商店会 全店店長会”が開催された。丸ビル、オアゾ、トキアを含めた200名弱の年度総会は、営業報告、新丸ビル概況報告、販促などの報告・連絡事項等がなされ、その後「感動マーケティング」の講演をさせて頂いた。会場には現場からそのまま出席された店長が殆んどで、和服、コック服、エプロンなど様々なユニフォーム姿が揃い、真剣な眼差しで清聴してくれた。議事の進行から、講演、閉会までの1時間半はピンと張り詰めた空気が保たれ、その規律には三菱地所の哲学、姿勢を感じることができた。それは、企業スタイルであり、オペレーション技術を高め、人を育て、商いを深め、街を創っていると思わせる。何のための施設であるのか、何をもってお客様に喜んで頂けるのか、デベロッパーの大切な志しや姿勢が伝心され、テナントが運命共同体の意識になっていく。新丸ビルが都心商業の感動体験を築くことで、次世代丸の内スタイルが完成していくことを期待する。

■さて、このたび、日本ショッピングセンター協会の月刊誌「SC JAPAN TODAY」5月号から、“次世代SCへのカッティングエッジ”という連載を担当します。少しでも明日のSCづくりのヒントが見えるよう、微力ながら務めてまいります。

■感動マーケティング視点⇒1.モノからコトに関心が移った現在、商業者の哲学や理念が感動を生む現場力を創っていく源泉になる。
2.成熟化が進み飽和感が出てきたSCは、感動が無ければ生き残れない。次世代を見据えた羅針盤をつくることが急務になってきた。

講演前の丸の内商店会全店店長会の様子
1
威風堂々たる風貌の新丸ビル
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受付のデスクは格式あるクラッシクホテルを彷彿させる
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1●講演前の丸の内商店会全店店長会の様子
2●威風堂々たる風貌の新丸ビル
3●受付のデスクは格式あるクラッシクホテルを彷彿させる

フロア毎のコンセプトに合わせたパブリック・ファニチャー
4
男もスタイリッシュになるか、メンズが充実
5
25年前、ニューヨークで登場したサファリの匂いがあるバナナリパブリック
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4●フロア毎のコンセプトに合わせたパブリック・ファニチャー
5●男もスタイリッシュになるか、メンズが充実
6●25年前、ニューヨークで登場したサファリの匂いがあるバナナリパブリック

 


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