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第32回 感動マーケティング「世代を超えて共感する感動フォークソング」
2007年2月19日
丹青社 SCマーケティング研究所
所長 松本 大地

■15年程前、小学生だった息子が音楽の授業で使っている合唱曲集を開いたとき、その中に「遠い世界に」や「翼をください」があることに驚いた。”西岡たかしと五つの赤い風船”は、数多くの名曲をつくり、その中でも「遠い世界に」は私にとって青春の1ページになっている大切な歌である。大学時代は軽音楽部にてフォークソングを歌っていた縁から、西岡さんとは20数年の長い付き合いをさせて頂いている。以前、湯河原で行われた町村合併30周年記念イベントには、小生が山本コウタローさん等とのジョイントコンサートをプロデュースし、世代を超えて「遠い世界に」を合唱したこともあった。

■先日、逗子フォークジャンボリー「集まれ、団塊の世代!」の案内が届き、13名の友人・知人と大挙して出掛けた。出演者は、五つの赤い風船、山本コウタロー、斉藤哲夫、シモンズという懐かしい顔ぶれ。楽屋を訪れて西岡さんと談笑した際、「全国ツアーで感じたが、団塊世代は数が多いだけではなく、前向きに生きるパワーがすごい」と話された。550人ぎっちり詰まった満席のホールでの最初の出演者は「NUDE VOICE」という団塊ジュニアのヴォーカル&ギター。オープニングは、サイモン&ガーファンクルの「サウンドオブサイレンス」であり、その歌声に会場内は熱いため息が漏れた。きれいに、爽やかにそして熱いアコースティックディオのハーモニーは、初っ端から団塊世代のハートを感動で捉えてしまった。

■演奏終了後の西岡さん、コウタローさんとのオシャベリで、「何故、サウンドオブサイレンスのような曲を歌っているのか」との問いに「小さい頃、親が聴いていた」「色々なジャンルの音楽をやってみたが、フォークが好きで戻った」と答えた。そしてペアを組むきっかけは、「PPM、ブラザーズフォー、サイモン&ガーファンクル、ジェームステーラーなどのアメリカンフォークにお互いが魅かれていることがわかったから」とのことであった。音楽を通じ団塊世代と団塊ジュニア世代が同じ価値観であったこと。そして、良い歌が世代を超えて歌い継がれていくことにとても感動を覚えた。コンサートのエンディングはお決まりの全メンバー、会場全員での「遠い世界に」の大合唱。団塊世代に大きな元気、活力のエネルギーを創造する応援歌でのフィナーレで終えた。個人的には西岡さんの「まぼろしの翼とともに」は心に沁みただけでなく、もう一度ギターを弾いてみたいと触発させてくれた。団塊世代に感動を与えることは、商機の金脈を掘り起こすことになると視た。

■感動マーケティング視点⇒1.団塊世代は数だけでない特異性がある。運転免許所有率は80%を超え、パソコンも使いこなす活動派であり行動力がある。今までと違う価値観の大きなシニア・マーケットが到来する。特に、感動消費には出費を惜しまない。
2.団塊ジュニアは知らずに親の影響を受けており、「良いものは良い」という共通する感覚消費が音楽やファッションの世界に現れてきている。

逗子フォークジャンボリーパンフレット
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楽屋での西岡たかしさんと斉藤哲夫さん
2
西岡たかしさんの数々の名曲を生んだギター。
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1●逗子フォークジャンボリーパンフレット
2●楽屋での西岡たかしさんと斉藤哲夫さん
3●西岡たかしさんの数々の名曲を生んだギター。
多くの団塊世代で埋まった逗子なぎさホール
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コンサートを楽しんだ団塊、団塊ジュニアメンバー
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セピア色になってしまった筆者学生時代のコンサートステージ
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4●多くの団塊世代で埋まった逗子なぎさホール
5●コンサートを楽しんだ団塊、団塊ジュニアメンバー
6●セピア色になってしまった筆者学生時代のコンサートステージ



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