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2006年6月13日
丹青社 SCマーケティング研究所
所長 松本 大地 |
■昨年のシンガポール、バンコクに続き、先月妻と香港を訪れた。成田から4時間、時差は1時間のみで、英語もちょっと通じる便利さ。人口680万人の大都市は、人口密度では東京よりも12%程度高い密集率。そこにおもちゃ箱をひっくり返したような、ファニー(funny:奇妙なさま)な街の魅力が溢れている。平地が少なく地震がないので、ノッポの高層ビルがニョキニョキと筍のように空を支配しつつも、裏通りには露店感覚の小売店や飲食店がゴチャゴチャとアイビーのように地を支配している。
■世界の貿易港として人・モノ・情報が集まるこの地には、イギリスの植民地時代からの名残で、ハイソな香りが所々に漂い、ブランドショップの集積や百貨店、都市型スーパー、そしてショッピングセンターも見所がたくさんある。その中で、金鐘(アドミラルティ)地区にあるパシフィックプレイスは特に印象的であった。地下にあるスーパー「great」はそのロゴマークのeatがデザイン良く色別され、店舗の期待感が急上昇した。案の定、個性的で洗練された期待以上の都市型高品質スーパーであり、空間、品揃え、サービスすべてが満点であった。生鮮3品の見せ方からデリカテッセンではチーズやハムなど、選びきれないほど種類が豊富。ハロッズやハービーニコルスのお菓子や食品も充実し、帰る気がしなくなる楽しい感動売り場であった。後で調べたら、ヴァージン・メガストアのデザイナーがトータルデザインを手掛けたとのこと。やっぱりイギリスの文化が今も息づいていると納得。
■その他のモールでは、香港一の高さを誇るifcビル低層部のifcモールがお奨め。巨大なフロアも円形一筆動線でエッジの効いたファッションやレストランが楽しめる。セントラル(中環)地区では、老舗ながらランドマークがアップスケール化し、ヴィトンはじめブランドショップの旗艦店が揃い、核店舗のハービーニコルスはNYバーニーズのような輝きがあった。
■とは言え、香港は街中の猥雑な活力が一番の魅力。まだまだ物価は安いし、飲茶料理を味わい、市場で雑多なショッピングをするのはとても面白い。また、色々な香港流を見るのも感動的。交通機関でも、世界唯一の二階建てトラム、色々な種類のバス、タクシー、地下鉄、ケーブル、フェリー、手漕ぎの小舟、ジャンクまで様々な乗り物はひっきりなしに往来し、忙しい香港らしさを演出している。それから、小さな街中の店舗でも高層ビルであっても、足場を組むのは竹、バンブーなのに驚いた。日本では単管(パイプ)しか見てないので、おもわず目が点に・・・。身近なアジアにて欧米の商業を学べ、そしてB級街歩きの面白さを味わえる香港、ちょっと大阪似の街でもあった。
■感動マーケティング視点⇒1.たった4時間のフライトで欧米都市型感動商業が学べる便利さは、商業デベロッパー研修にお奨め。2.異国の元気な生活風景には、発見の面白さと人のふれあいの小さな感動が詰まっている。

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1●これが食品スーパーとは思えないファサード。ロゴのeatがカッコいい
2●ファッションのショーウインドーのような生鮮売り場
3●小粋でオシャレな野菜果物特選コーナー |

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4●二階建てのバスやトラム、タクシー、人の喧騒が行き交う
5●迫力あるPOPもなんとなく判る漢字の意味
6●目抜き通りの尖沙咀にもたくさんの露店が楽しめる |

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7●香港島路地裏で見つけた臓物と喫茶の店
8●香港で1,2を争う粥麺専家。夕食一人350円で大満足。
9●至るところ工事現場に遭遇。超高層ビルでもバンブーです。 |
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