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感動マーケティング第16回 「感動エンターテインメントシティーニューヨーク・パートT」
2006年5月16日
丹青社 SCマーケティング研究所
所長 松本 大地

■「都市のブランドづくりには”安全”は大きなファクターになる」と今回のニューヨーク(NY)視察で強く感じた。2年半ぶりのNYは、見違えるような安全で快適な都市環境に変貌し、5月4日〜10日のNY一週間は感動体験の嵐であった。エンターテインメント・シティーの醍醐味を味わえるようになった背景には、前ジュリアーニ市長の功績が大きく、一人のリーダーが大都市全体の性格を変えることができたという都市再生の実例だ。その骨子は、駐車違反やスリ、落書きなどの小さな犯罪を徹底的に取り締まり、街に環境と秩序の美化を推進してきたことが奏功している。

■以前のNYと言えば、映画「タクシードライバー」に出てきた42ndストリートに代表される、汚くて、不安で、危険な街。でもカウンター・カルチャーの自由な空気が流れているという街で、古いものと新しいものが混在したアンバランスさがこの街の魅力であった。その42ndにあるNY公立図書館は、ブライアント・パークが隣にあり、ファッションショーも開かれたり、昼は多くの人がランチを持ち寄り憩う、パブリックスペースの役割を果たしている。都市文化のエネルギーを失わず24時間楽しめる街になったNYは、新しい都市のあり方を示唆しているようだ。

■例えば、多くのミュージカルやオペラが終わるのは夜の11時頃。それから観賞後の楽しみで食事やお酒を楽しみ、ジャズやライブは深夜が盛り上がる。24時間運行している地下鉄は女性一人でも乗れるようになった。それだけ色々楽しめる行動範囲が拡がった証である。酔っ払いやホームレスはどこの国でもいるので、NYだけが特別ではない。ただし、NYのすごいところは人々が集まるエリアには必ず警察官が立っており、犯罪の抑止力になっていることである。それも場所によっては騎馬警官であり、小さなパトロールカーでありと、親しみ安さをも感じてしまう。都市を存分に楽しみ、感動のお土産を持って帰れるNYは真のエンターテインメント・シティーになった。「今や、NYは全米都市の中で、人口当たりの犯罪発生率が一番低い都市になった」とNY在住の知人は話していた。最近、日本での極悪な犯罪の発生の連続には閉口してしまう。今のNYは都市生活と安全のバランスが学べる格好の場所である。

■感動マーケティング視点⇒1.アーバンツーリズムでは安全が機軸にあることで、色々な感動メニューが生まれる。都市再生や活性化には安全は欠かせない。2.感動エンターテインメント・シティーづくりには、都市全体がおもてなしの心を持ちたい。(地下鉄のオブジェや開放されたパークのような・・・)

タイムズ・スクエア近くのブライアントパークとNY公立図書館
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気楽に観光客のカメラにおさまる騎馬警官
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街中に増えてきた自転車タクシーはNYの新しい風物詩
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1●タイムズ・スクエア近くのブライアントパークとNY公立図書館
2●気楽に観光客のカメラにおさまる騎馬警官
3●街中に増えてきた自転車タクシーはNYの新しい風物詩

グリニッジ・ビレッジで深夜もオープンのスポーツクラブ
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深夜12時半地下鉄構内での掃除作業風景
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地下鉄14st駅にはユニークなオブジェが取り囲んでいる
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4●グリニッジ・ビレッジで深夜もオープンのスポーツクラブ
5●深夜12時半地下鉄構内での掃除作業風景
6●地下鉄14st駅にはユニークなオブジェが取り囲んでいる

深夜には近づけなかったバスセンターも、多くの利用者で明るい雰囲気に
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オシャレなポリスボックスと馬車が闊歩する真夜中のタイムズスクエア
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7●深夜には近づけなかったバスセンターも、多くの利用者で明るい雰囲気に
8●オシャレなポリスボックスと馬車が闊歩する真夜中のタイムズスクエア

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