感動マーケティング第10回 「探求一筋・感動定食店」 
2006年1月31日
丹青社 SCマーケティング研究所
所長 松本 大地

■家でも外でも食事を頂くときは、自然と手を合わせ、「美味しい恵みをありがとう」と心で唱える。戦後60年、我が国の食生活は欧米の影響を受け、インスタント食品、ファーストフード、コンビニエンスストア等の広がりは、食生活に便利さを提供してきた。しかし、生活習慣病やアトピー、BSE問題等人体に与える影響も顕著となり、便利さの代償も大きくなってきた。世界的に食の安心、安全に人々の 関心は移っている。

■昨秋、大戸屋バンコク店での感動を日経MJで紹介したところ、大きな反響を受けた。その後、予定を含めタイ、台北、シンガポールと東南アジアでの拡大を続け、海外和食店の綺羅星なっている。その旗振り役は、「安心、品質のためなら」と日々食の探求をしている大戸屋三森社長である。

■家庭の味、定食を提供することで成長している大戸屋は、偉大なアナログ企業かもしれない。それを実現しているのは、徹底した食へのこだわりだ。先日、本社の厨房を特別に見せて頂いた。どのような状態で加工したら最良のキャベツが提供できるのか、大根おろしは、そして、大戸屋の焼き魚は何故美味しいのか等を知ることができた。

■他の外食企業も定食チェーンに進出したが、なかなか大戸屋を超すことはできない。それは、食への志しの違いではないだろうか。食に感謝する心は、提供する側も、それを頂く側も、双方で持ち続けていたい。

■感動マーケティング視点⇒1.定食という身近な商材であってもイノベーションを怠らず、食文化を高めることを優先する経営者の志しは現場に感動という形で伝わる。2.大戸屋の進出により、まずくて当たり前という海外和食店は崩壊し、感動価値を創造できる企業のみが生き残っていく時代になる。

高級感溢れるバンコク大戸屋海外一号店
1
シンプルなデザインで清潔感あるカウンターとテラス席の店内
2
オープン厨房ではタイの調理人が小気味良く働く
3
1●高級感溢れるバンコク大戸屋海外一号店
2●シンプルなデザインで清潔感あるカウンターとテラス席の店内
3●オープン厨房ではタイの調理人が小気味良く働く

注文したコロッケ定食は日本と変わらない味に仕上がっている
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本社研修用厨房にてキャベツの鮮度と美味しさをどうシステム化しているか実践してくれた三森社長
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あの美味しい焼き魚の秘密は特注の炭火グリルから
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4●注文したコロッケ定食は日本と変わらない味に仕上がっている
5●本社研修用厨房にてキャベツの鮮度と美味しさをどうシステム化しているか実践してくれた三森社長
6●あの美味しい焼き魚の秘密は特注の炭火グリルから

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