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2005年12月2日
丹青社
SCマーケティング研究所
所長 松本 大地 |
■先日、日経MJ主催のシンポジウム「新たな価値を生み出す商品開発とマーケット創造」を拝聴した。メンズ業界に思わぬ経済効果をもたらしたクールビズも話題に登場。やはり、政財界トップの小泉首相、経団連の奥田会長が率先されたことが成功要因だろう。特に、ボタン一つ外したことでの開放感は、戦闘服のスーツ+ネクタイの定番から脱皮した爽やかな熟年男性像のビジネスシーンをもたらしてくれた。
■パネラーの一人である三越の田中氏が、元内閣総理大臣細川護煕氏の話題に触れた。細川さんの個展が三越で開かれた際、陶芸作品や書物がどんな大家の芸術家作品よりも売れたとのこと。それは、「政治の第一線からさっと身を引き、第二の人生を歩む潔い姿、ライフスタイルにあこがれを持ったからではないか」とのことであった。
■2007年以降、団塊世代が定年を迎える。人口ボリュウムが突出したこの世代は確かに色々な流行をつくってきた。が、ともすれば付和雷同型(自分にしっかりした考えがなく、他人の意見にすぐ同調すること)ともいえ、ライフスタイルでも何かのお手本がないと、自分から主張しない人種である。だからこそ、細川さんのようなかっこ良さのライフスタイルモデルにあこがれや共感を抱くのだろうか。
■同じ湯河原在住である細川さんとは時折りお話をする機会がある。幼少の頃から色々なアートに触れてきた感性が、今、一気に開花しているようだ。先日お会いした際、前述のシンポジウムの話をしたところ、「クスッ・・」と微笑んだ優しい顔が印象的だった。そのとき紹介いただいたのは、小学館で創刊された「週刊・日本庭園をゆく」で、先生がエッセイを書き下ろしている。「庭と話せるようになりたい」がコンセプトで、日本の庭園めぐりの良いバイブルになりそうだ。大人が楽しめるテーマパークとしての庭園めぐりが、新しい文化として登場する予
感がした。
■感動マーケティング視点⇒1.団塊世代はお手本を欲する傾向がある。感動するような事象やあこがれのモデルがあると、モチベーションが高まり消費につながる。
2.庭園や寺社仏閣も、ビューポイントや感動のフレームをつくることで、大きなマーケットに変貌する可能性は大きい。

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1●週刊「日本庭園をゆく」のリーフレット
2●「日本庭園をゆく」の紹介文 3●年齢を感じさせない心の若さがある細川さん
4●湯河原のご自宅にある陶芸窯の工房
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