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2005年10月26日
丹青社 SCマーケティング研究所
所長 松本 大地 |
■団塊世代が定年後やりたいこと、欲しいもののアンケート結果で第1位は「国内旅行」、第2位「習い事」、第3位「海外旅行」、第4位「家のリフォーム」、第5位「自動車」であった。日経夕刊の広告欄は阪急交通社などの国内外の”格安ツアー”オンパレード。「こんな金額で何かからくりはないか?そこに感動はあるか?」実体験をしなければ答えは出せない、そこで9月の格安北海道ツアーにチャレンジした。
■選んだツアーは日通旅行の「驚きゴルフモニターツアー」、1泊2日26,800円。キャッチコピーは1.有名ゴルフ場2.5プレイ 2.往復航空便、現地全送迎付 3.往復ゴルフペリカン便付 4.朝食1回、昼食2回付であった。宿泊地も札幌市内の中級ホテルで、ゴルフ場は一流の三井観光ゴルフリゾート72ならばと仲間を募り8名での格安ツアー体験となった。(参考:日通旅行 おどろきゴルフ)
■さて、格安の実態はかなり壮絶。当日は真暗な3時30分に自宅を出発、羽田カウンターには5時50分集合の6時40分早朝便。当然、添乗員は付かず、すべて各自で手続き。千歳空港から大型専用バスでゴルフ場に直行も、人件費節約で運転手が点呼確認や雑用をこなす。初日はキャディー付きラウンド。昼食付きとは言え、スルーなので昼食は16時半となった。急いでシャワーで汗を流し(ゆっくりお風呂に入っている時間は無い)、17時に専用バスで札幌のホテルに到着。その夜はJR北海道の方々と楽しい大宴会。疲れた体を休める部屋は、セミスイートに無理やり2つベットを押し込んだ4人部屋ながらも爆睡。
■翌日は6時にホテルのバイキングで朝食。6時30分専用バス出発のため、4人は慌しい洗顔やトイレタイムに。2日目はセルフでの1.5ラウンドのプレイ。早いスタートだったので、昼食は14時ぐらいに摂ることができた。プレイ終了後、専用バスで千歳空港へ。当然格安ツアーなので、20時50分発の深夜便で羽田到着は22時20分となった。
■さて、格安ツアーの難点は、早朝や深夜便という時間がタイトであったこと。キャディ費やカート費など別料金が高かったこと。4人部屋や4人でのプレイでないと高くなること(我々は8人だったので免れたが)である。しかし、上記の難点は始めから想定内だったので、結果としては満足できる感動はけっこうあった。特に、ゴルフ場やホテルのサービスレベルは通常利用となんら変らない。メンバーも「この価格でこれだけの内容なら嬉しいね」という印象だ。きっと、気が許せる仲間同士だったので同部屋もさほど気にならず、逆に皆が安さを楽しもうという前向きな姿勢であったことが大きい。1泊2日の強行軍ながら、笑った量は計り知れないほどの多さだ。「熟年の”STAND BY ME”仲間と連れ立ってのツアー」は、安さだけでない質的向上や新メニューを加えることで、団塊世代が先導していく大きな市場になっていくであろう。
■感動マーケティング視点から⇒「価格以上の様々な価値があると、感動は増幅する」。
1.格安商品であってもコンセプトやテーマを大切にすること
2.小さなサービスやちょっとした気配りを重ねると、大きな感動価値になる
100円の商品でも品揃えにテーマを持って絞り込み、内装、英字新聞のラッピングなどに凝った”ナチュラルキッチン”などは好例。
逆に、この値段だから、この程度とサービスに手を抜くと、価格優位性は急降下していく。

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1●早朝5時40分格安ツアー客でごった返す羽田チケットカウンター
2●フラットで雄大なグリーン。三井観光なのでバンカーがミッキーマウスに |

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3●スループレイなので、おにぎりやお稲荷寿司等軽食が充実のゴルフ売店
4●100円商品で夢が溢れるナチュラルキッチン吉祥寺店 |
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