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引越しを決めた大きな理由に庭の桜がありました。一目見て、この家に住もうと即決したのです。築年数はかなり経っていましたが、やはり桜の魅力の前には勝てませんでした。
桜と言えば、染井吉野が有名ですが、私はどちらかと言うと、枝垂れフアンなもので、その庭には枝垂れ桜の大きな木がありました。
以前このコラムでも書きましたが自称 「桜愛好家」です。まあ、私に限らず日本人って結構皆桜好きですけど。詩のひとつも諳んじれたら素敵だなと「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」などとそれなりの勉強もしています。(上っ面だけですが)これは有名な本居宣長の辞世の句です。
春の桜の季節になると毎年、桜好きの究極が自宅に桜を持つものと思っていました。
夢は大きく「マイ庭桜」でした。
ところが「違うよ」と教えてくれた人がいました。「究極の桜をさらに上を行くのはね、実は「隣桜」なんだよ、」と教えてくれました。
隣の庭に咲いた桜を自宅で眺めるほど最高な桜はないよ、だって桜ぐらい面倒くさい木もないだろう、秋は落ち葉、春は毛虫、やっぱり隣人がせっせと丹精こめて手入れをした桜をさらっと優雅な気分でみるんだよ、「ありがとね」、と引越しで仲良くなりました御隣さんに言われ納得しました。というわけで引越しした最初の秋、私は毎日大量に散る落ち葉を週末毎にかき集めながら、来春の桜を心待ちにしています。

今はこんな木ですが、これが春ともなれば一気に桜咲くと期待しつつ落ち葉を片付ける |
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