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連載 *
エンタメ日記 第9回
鈴木 重美

世の中にはありとあらゆる施設が溢れている。
今回のエンタメ日記は真剣に施設のありかたや今必要な施設を考えることにした。
今必要なテーマはこれだ!
問題の核心に迫る3連発。必読!

 住宅テーマパーク

 最近テーマパークのあり方について考えています。フードテーマパーク、キャラクターテーマパーク、世の中テーマパーク流行です。美術館だって、百貨店だって、ある意味テーマ性を持ったパークと言えないことはないですし、水族館や動物園も魚や動物をモチーフとしたテーマパークのルーツとも言えます。日曜日となるとどこも満員です。今回のテーマはテーマパーク!それも「こんなパークがあったらいいな」ヴァージョンです。

 まずはタイトルにもある「住宅テーマパーク」です。平たく言えば住宅展示場ですが、ここをもっとエンターテイメント化したいです。家を買おうと思った方なら一度や二度、いやもっと通ったことがあるよ、と言う方も多いはず。夢を売るという意味ではある意味とっても現実的なテーマパークですけど、今ここが面白い。広大な土地に現実的でない家が建っているという意味ではある意味、浦安のディズニーランドにも負けません。

 しかしまあ夢を売っている割には夢がない、せいぜい風船をもらえるのと、入場料がただなことぐらい。面白さに欠けるのです。じゃあどうしたらいいか?毎月住宅メーカー持ち回りで実住(ジツジュウと読みます、勝手に作りました)モデル家族に実際住んでもらいそれを有線テレビでブロードバンド化してライブを流し続ける(まあアメリカのケーブルTVのパクリ)ライブ作戦。

 次はギャンブル性を打ち出し、家の購入資金を賭けて、勝つと買えて、負けると、没収される(これは無理かな)。現実的にはレストランを敷地内に作る(いろいろと法規制があるようなのか、実際はありません)。将来住みたい家を見ながら食事をする、例えば予約制で自分が住みたい家にデリバリーしてそのダイニングで食事ができる。大抵ショールームは午後5時ぐらいで終了しています。さらにホームパーテイ会場として貸し出す、などなど。

 私が、現在、おつきあいさせていただいている会社が、今年に入って住宅メーカーと組んで住宅を販売しはじめました。平日の午後の展示場は普通だったら閑散としているそうです。しかしその住宅メーカーのハウスだけは入りたい人の列ができていました。こんなことは展示場の歴史の中でも初めてのことだそうです。遂にハウスメーカーのスターが出現したのかもしれません。

 架空は別としても住宅展示場は今ホットな場所ですよ。休日に足を伸ばしてみてはいかがですか?

日曜の午後、家族で住宅展示場へ行く。幸せは一時、だけど予算との現実の前に、サザエさんを見ながら落ち込むことも
日曜の午後、家族で住宅展示場へ行く。幸せは一時、だけど予算との現実の前に、サザエさんを見ながら落ち込むことも


 
 お墓テーマパーク

 かつて葬式専門マガジンの創刊に参加したことがあります。死や葬式を正面から見据え、将来のマーケットを創出しようという壮大なテーマでした。しかし壮大すぎて創刊2号で廃刊になりました。どこかの情報誌が「有名人のお墓がどこにある」といった興味本位の記事を連載しておりましたが、そんな低次元ではありません、真剣な作り込みをしたにもかかわらず読者が集まりませんでした。

 日本人には穢れの文化があると言います。つまり死や葬式を口にしてしまうと、言霊があって、不吉だという一種の信仰にも似た感じです。どうも死というテーマについて日本人の感覚は遅れているような気がしてなりません。

 それならばお墓テーマパークはどうでしょう。

 決してふざけているのではありません。これでも結構祖先を大切にしています。お墓参りはかかせません。しかしやっぱり足が向きづらいというのも事実です。生前にお墓を立てると長生きするという言い伝えもあることです。積極的に今のうちからお墓を購入して、墓参りを楽しもうというのはいかがでしょうか?

 結構景色もいいところにお墓ってあります。海が見えたり、桜が咲いたりして、夏は境内で肝試し、かつてお墓はある意味テーマパーク(死んだ方の場所ですから)だったのです。

 さて私だったらこうするお墓テーマパーク。まずは、マイルが貯まるお墓参り、生前から沢山お墓に来て、綺麗に清掃すると死後、お花のサービスが付く。年に一回お坊さんが御経を上げてくれる。死んだらどんなお墓に入ろうか?と有名デザイナーがデザインをしてくれる。最近ではギターの形をしたお墓もあるぐらいですから、まあ、このあたりはこれから先どんどんエンターテイメント化するでしょう。生前葬をもっとショーアップする。最近では奈良の大仏の祭壇でゴダイゴが復活コンサートをしたぐらいです。

 境内の敷地をもっとイベントに解放して、そのコンサートで生前葬サービスをしてもらう。有料でミュージシャンがその人の戒名を入れて歌ってくれる等々。もちろんミュージシャンのステージの横にはその人の大きな写真が飾ってある。明るいお葬式、夏なら花火のサービスもありでしょう。お寺って楽しいな、神社って素敵だというイメージをパーク化してどんどん顧客を増やすのです。

 今日、江ノ島水族館いかない?という代わりに「週末はみんなでお墓参りに行こう」という会話が聞こえる家族の未来って明るい気がします。何はともあれ祖先を大切に!!お墓参りはかかさずに!!

海が見渡せる墓地。これだけのロケーションをただお墓参りだけでなく、もっともっと楽しむ方がいい、明るいお墓参り推進派です。祖先は大切に
海が見渡せる墓地。これだけのロケーションをただお墓参りだけでなく、もっともっと楽しむ方がいい、明るいお墓参り推進派です。祖先は大切に


 
 拉致被害者支援施設

 横田早紀江さんの訪米、ブッシュ大統領との面会、ここに来て拉致問題がかなり進んできたような気がします。拉致の被害に遭われた方をはじめ、その被害者家族の方の苦しみを思う度に本当に胸が痛く、涙が零れます。しかし私達にできることは何があるのでしょう?

 青いリボンを買うこと、署名運動をすること、現実はかなり限られています。せいぜいテレビの光明のニュースに喜び、北朝鮮の態度に怒りをぶつけるくらいだと思います。

  しかし、やはり残された時間は少ないと思います。被害者家族の方の高齢化が切実です。百貨店で横田めぐみさんの写真展が開催されていましたが、今行動できることをもっと具現化する手法として被害者の方支援施設、そのような施設を真剣に実施する態度が必要だと考えるのです。

 入場は有料ですが、そこで得た収益は救済活動の資金になる。もちろん、政府にだって出資はもちろん場所の提供を最優先で一等地を貸与してもらいます。外務省には各国の大使館向けのパンフレットを無償で作成してもらう。期限はもちろんこの拉致問題が全て解決する時までの無期限です(当然!)。

 当然、税金の対象にはなりません。今私達にできることはなんでしょう。それは私達がこの運動に関心を寄せること、風化させないことが今一番できることではないでしょうか?パークに行き、何度も署名する、抗議をする、家族の方には大変だと思いますが、来場頂き、特設ブースで公演して頂く、秋葉原にも協力を仰ぎ、世界に名高い最新の違法無線で北朝鮮にどんどんラジオ放送をする。

 アキバの総力を挙げていけば妨害電波なんてその上をいく、北朝鮮技術で歯が立たないのではないでしょうか?今私が一番作りたい施設は拉致被害者パーク、このパークが一日も早くオープンし、そして一日も早くクローズする。残された時間はありません。政府関係者の方ぜひこのような支援施設を作ってください。

「家族」北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(光文社刊)定価(1,524円+税)。ある日突然、何の理由もなく家族の一人が姿を消した時、残された家族に一体何ができるだろうか?衝撃の問題作 必読!
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