■コラム * tannet flash
マイブーム通信
橋本 由起子
ミシュランが格付けした博物館・美術館
この原稿を書いている日(11月22日)、ミシュランのレッドブック東京バージョンが発売された。連日テレビではその話題でもち切りである。
このレストラン紹介で有名なレッドブック、観光地の歴史や史跡を紹介したグリーンブックに加え、2005年3月より新しいガイドブック、Michelin
Voyager Pratique(ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック)シリーズが刊行された。
この日本版が、今年の2月からフランスで出版・販売されていることは、あまり知られていない。日本版の制作にあたっては、「ビジット・ジャパン」の一環として、国土交通省などが全面的な協力・支援を行なった。
早速入手してみると、この本も観光地、施設などにレッドブックと同様に星がついている。
テレビ報道によると、富士山と並んで高尾山が「3ツ星」の山となっており、最近高尾山に外国人観光客が増加し、彼らを対象とした商品やお品書きが増殖しているらしい。
ちなみに当社の最寄り駅で、最近外国人観光客が増殖している秋葉原は星なし。それなのに新宿のゴールデン街は2ツ星…。評価がなかなか興味深い。フランス人の思考が垣間見えるようだ。
取り上げている都市が日本全国に渡っているわけではないので、ばらつきがあるが、博物館・美術館がどのような評価を受けているのかを知るために、一覧としてみた。
「星なし」から「3ツ星」まで、トータルで143館が紹介されている。現在、全国には5000館を超える博物館・資料館があり、そのうちのわずか3%にも満たない。そういった意味では、「星なし」でも、名前が載るだけで凄い。
しかもいわゆるビックネームと並んで、こじんまりした施設の名前が並んでいる。中には私も名前を知らないものも多々あるが、コメントを斜め読みすると(フランス語はさっぱりだが)、日本人は知らないフランスとのご縁がある施設も。
一つひとつコメントするのは野暮なので、みなさんでこのリストを味わってほしい。
ユーロがこのまま高値を付けていると、ヨーロッパに日本人が観光に訪れるより、ヨーロッパからお客さまをお出迎えすることの方が多くなるかもしれない。その時にどうお出迎えするか、そこが新たなビジネス・チャンス発掘のポイントになるか?

(はしもと ゆきこ/クリエイティブデザインセンター チーフディレクター)
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