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マイブーム通信
興 敦子

サンライズ号に乗ってサンライズを目指す


■走るホテルに乗ってます

 私は年に数回、サンライズエクスプレスを利用しています。このサンライズエクスプレスは、東京と中四国を結ぶ寝台列車で、1997年に初めて登場しました。指定席特急券で乗車できるのびのびシートもあり、飛行機より安く移動できます。

 移動時間は大体10時間程度と飛行機に比べて相当長いのですが、長時間乗っていても案外苦にならない、というか乗車することが楽しみです。
 サンライズ号に乗るのが楽しみな理由を自分なりに分析してみると、大体3つくらい思い当たります。

 まず第一に、快適な車内であること。 97年当時のキャッチフレーズが、「走るホテル」。住宅メーカーが協力しただけあって、多少狭いですがビジネスホテルに泊まっているような車内なので快適です。照明も、やわらかい光で落ち着きます。

 次に旅行気分が高まること。 山手線なら、日中ほぼ5分毎にやってきますが、サンライズエクスプレスは1日1回の運行。一期一会の出会いなんだと思うとじーんとします。 そして発車ベルが鳴り、じわじわと動き出す瞬間もぐっと来ます。窓の向こうに見える都会の明かりが徐々に遠去かっていくのを見ると旅愁を誘われ、否が応にも旅の気分は盛り上がります。

 最後はこの列車に乗ると、きれいな朝日が見れることです。 シンボルマークが朝日であるように、上りの便ではこの列車は朝日を目指して進みます。下りでも、高松に向かうサンライズ瀬戸号は瀬戸大橋を渡った後、日の出の方角が進行方向になります。運良く日の出前に目を覚まし、さらに晴れていれば、行く手にきれいな朝日を見ることができます。夜行列車の旅の終わりに、その旅の最初の美しいものが見れるのです。ありがとう、サンライズエクスプレス!!!

 これだけの理由が揃えば、楽しく旅もできるというもの。次回に乗るのが、待ち遠しいっす! 来年で10周年を迎えるサンライズエクスプレスは、登場時のような爆発的な数ではないものの、かなり高水準の乗車率ではないかと思います。 この記事用に車輌の写真を撮りに行った時も、多くの人々を乗せて東京駅の9番ホームを出発していきました。ああ、乗りたい。

■夜行列車に乗ろう

 さて、昔ながらの夜行列車、ブルートレインに目を転じると、本当に残念なことに、2006年3月には出雲号が廃止になってしまいました。 その出雲号が長きに渡る幕を閉じた後、今や東京から関西方面に向かう夜行列車は「はやぶさ」「富士」「銀河」「サンライズ瀬戸・出雲」とかなり数が減ってしまっています。
 トワイライトエクスプレスや、カシオペアのような豪華寝台列車はこの先ずっとスター街道を行くのでしょうが、その他の黙々と東と西を結ぶブルートレインはこのままどんどん廃止されていくと思います。利用者の増加がない限り、この流れは止まりません。

 せめて、ブルートレインから、サンライズエクスプレスと同型の285系の車輌に変われば、快適さと安さで飛行機と競合できて利用客も増えるだろうに…。残念だ…。 当面は、ブルトレから285系の車輌に変更という変化はなさそうなので、とりあえず私1人の力でできることは限られていますが、こまめに利用して少しでも利用者の増加に貢献しようかと思います。

 

(おき あつこ/(株)丹青社 クリエイティブセンター クリエイティブ2部)


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