コラム * ローカルトレンドニュース
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菅野 浩史
 
『花火にまつわるエトセトラ』

 残暑厳しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。全国各地で開かれている夏の風物詩、花火大会を楽しまれた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。こちら東北で一番有名な花火大会と言えば、秋田県大曲市の「全国花火競技大会」です。今年で79回目となる同大会の昨年の観衆は約70万人と過去最大のものだったようで、「夜花火の部門」の最優秀賞は内閣総理大臣賞ともされ、非常に権威のある大会でもあります。

 なぜその全国屈指の花火大会が大曲で行われるようになったのでしょうか。もともと、江戸時代から花火職人の家が多くあった秋田県南部の大曲周辺では様々な式典の折には花火が上がるのも当たり前、と言う環境だったようです。明治43年8月26日に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」が、大正4年にはレベル向上を目指して「全国競技大会」となり、昭和30年代に商工会が主催の大会となり、徐々にその規模を広げ、昭和53年には全国でも珍しい昼花火も加わった大会となりました。その後も規模の拡大は進み、海外で「大曲の花火」が打ち上げられるまでになりました。

 ところで、大曲花火「競技大会」なので、各業者の花火は採点されます。そこでその専門用語や採点の基準を幾つかご紹介したいと思います。

 まずは「玉名」(花火玉の名前)。様々なルールに基づいて名前が決まります。『変化菊』なら「色が変化する丸く広がる花火」。『昇り小花付き八重芯引先青光露』なら「上っていく途中で小さな花が幾つか開き、芯が二重にあり、且つ引き色が青く変化し、丸く広がりつつ最後にピカっと光る花火」になります。

 続いて花火玉の大きさ。直径約9cmの3号玉から直径約30cmの 号玉が一般的。因みに10号玉の場合大体330mほど打ちあがり、直径300mの花を咲かせるそうです。

 花火の基本色は五色で『紅、緑、黄、青、白』となります。金属の炎色反応を利用しているそうですが、複数の金属を混ぜる事で中間色もつくれるそうです。色のメリハリ、開いた後の円の美しさ、新しい技術の導入等が採点のポイントとなるそうです。

 皆さんも玉名入りのパンフレット片手に地元花火大会に参加してみてはいかがでしょう。今までより「通」な楽しみ方ができるかもしれません。

(かんの ひろし/(株)丹青社 東北支店)
 

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