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仁昌寺 勝彦

食どころ山形「県の木はさくらんぼ」



「佐藤錦」と聞いてなにを思い浮かべるでしょうか。錦という名前から地酒を想像される方も多いと思いますが、「佐藤錦」とは、さくらんぼ収穫日本一の山形県が誇る主力品種で、山形で収穫されるさくらんぼの約80%を占める人気のさくらんぼです。今回は、さくらんぼなどの果樹をはじめ、おいしい物の産地山形を紹介します。
 
 山形市は仙台市から、電車や高速バスで約1時間の距離にあり仙台から比較的気楽に行ける都市です。特産品のさくらんぼはバラ科サクラ属の果樹「オウトウ(桜桃)」の木になる果実の事で、山形県の収穫量は全国の約73パーセントを占めます。佐藤錦はその中でも約80パーセントを占め、甘味と酸味のバランスが良く果汁が多い事からも人気品種となっています。6月中旬から7月中旬頃までは、さくらんぼシーズンで県内各地ではさくらんぼ狩りやさくらんぼ祭りなどさくらんぼ一色となり、行楽客で賑わいます。さくらんぼは栽培の難しさや、収穫から箱詰めまで人の手により扱われるため高価で「初夏の宝石」とも言われ、近年は心無いさくらんぼ泥棒による被害が多く栽培農家を悩ましています。 6月の収穫期を控えて、色づく山形のさくらんぼ
6月の収穫期を控えて、色づく山形のさくらんぼ

 又、山形は知る人ぞ知るそば処で、そばの種類も豊富。「太くて黒くコシのある田舎そば」や「白く細い更科」をはじめ「そばがき」や「むきそば」などにも挑戦できます。県内各地では、そば屋が軒を連なる「そば街道」が数箇所あり各店自慢のそばを気軽に味わう事ができ観光客に人気です。そばは秋に収穫されるので新そばは秋が普通ですが、山形では夏に収穫される夏新そばもあるとの事で、そば好きの方は夏休みを利用し舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。その他、全国1位の収穫量の西洋梨(ラフランス)や、4月から7月まで滑走可能な「月山スキー場」・芭蕉の句で有名な「山寺」など魅力的観光地も多く、ここでは紹介しきれません。
 
 今年もイベントなどが本格化する季節となり、さくらんぼシーズン前には山形駅の部分改修なども予定され、楽しい季節が始まり沢山の行楽客で賑わうでしょう。
 
(にしょうじ かつひこ/(株)丹青社 東北支店)

 

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