|
■コラム * ローカルトレンドニュース from sendai 平地 洋 「牛タンが食べたい!」 米国産牛肉が輸入禁止となり、吉野家を始めとする牛丼専門店の話題がメディアのみならず、職場や家庭でも全国区で話題となっているが、ここ仙台でも名物「牛タン」の供給がいよいよ深刻な状況になってきている。 農水省によると、国内における牛タンの総消費量の7割が米国産であり、仙台の牛タン専門店では、昨年末の感染牛確認前に大量仕入れを行なっていることから、2〜3ヶ月分の在庫はあるそうだが、米国産より2〜3割安かった豪州産牛タンの仕入れ価格も2倍ほどに高騰してきており、その結果、近いうちに値上げを余儀されなくなる。といった状況にある。 来仙客を牛タン専門店に案内し、「うまいっ!やっぱ、焼肉屋の牛タンとは全然ちがいますね!」といわれるのを楽しみとしている自分としても、高級料理価格になってしまっては気軽に利用するわけにも行かなくなる。国民として、仙台市民として二重に影響を受けているといった感じだ。 仙台は、駅弁の数が全国一位であり、当然のことながら「牛タン弁当」もある。底に発熱材が仕込んであり、紐をひくとプシュー、っと湯気を出すほどにあったまる。「ご飯はあったかくないと・・・」という私には実に有難い弁当である。 先日、久しぶりに購入すると「豪州産」のステッカーが貼ってあった。食べてびっくり、いつもの弁当と味が本当に違うのである。吉野家が「豪州産では吉野家の牛丼の味が出せない」といってたのを牛タン弁当で実感することとなった。なんでも、米国産牛は穀物、豪州産は草を主食とするため、品質が違うのだそうである。(でも、それなりに味付けに工夫がなされているので、未体験のかたは是非お試しください。新幹線の中で、弁当から湯気がでる様に周りがびっくり!冷たい弁当を横目に、ちょっと優越感にひたれます) 米国では、牛タン専門の解体職人が一時解雇されており、輸入が再開されてもすぐには流通されないとのことである。 一刻も早く仙台の名物が安心して食べられるよう、私の胃袋が願っている。 (ひらち ひろし/(株)丹青社 東北支店)
このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2004 TANSEISHA.co.,ltd. All right reserved. |