コラム * ローカルトレンドニュース
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藤田 司宜

仙台のコーヒー戦争



 仙台は今、コーヒーショップの出店ラッシュである。13年前に初めてできた「ドトールコーヒー」は、2000年6月現在で県内に13店舗。特に仙台市内中心部では100mおきに店があり、最もよく利用されている。どこも接客が良く経営も好調のようだ。「プロント」は市内に3店、いずれも仙台駅前の好立地に展開し、こちらも売上げは上々の様子。「カフェベローチェ」も99年春に広瀬通りに大型店をオープン。ドトール並みの低価格と店の広さで、昼間は社会人や学生で賑わっている。
 
 そんな中、この10月には仙台駅ビル「エスパル」に「スターバックスコーヒー」が出店。仙台市民の間では以前から同店を求める声が多く、今後は市内に店舗展開の計画もありかなり人気を呼びそうだ。またロイヤルが「カフェクロワッサン」のブランドで展開中で、こちらもOLを中心に成績は良好。仙台はまさにコーヒーショップ “乱立”状態だ。
 
 もちろんナショナルチェーンだけでなく地元コーヒー店でも、服部コーヒーフーズの「エビアン」や「ネルソンコーヒー」などが頑張っている。異色なのは「ホシヤマ珈琲」(仙台市)で、コーヒー1杯1000円というショップを仙台駅前ビル「AER」で展開。ウェッジウッド製のカップを使い、200席は入る店内を100席に抑えてホテルラウンジ以上にゆったりとした造りにしている。比較的高いと言われるスターバックスでさえカフェラテが1杯320円(トール)なので、実に3倍以上の価格。それでも年配のご婦人方を中心に好評である。
 
 どう見ても仙台市内のコーヒーショップは過当競争なのに、どこも賑わっていて出店ラッシュは鎮まりそうにない。個人的には、コーヒーだけでなく、ブームになりつつある「中国・台湾茶」の店が仙台にもほしいところ。だが「隣りがやってから、やってみることを考える」と言われるほど保守的な土地柄と、首都圏まで新幹線で2時間弱という立地も考えると、そうした専門店が仙台に来るのは本格的なブーム到来以降になりそうである。
 
(ふじた つかよし/丹青社 東北支店)
 

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