コラム * ローカルトレンドニュース
from sapporo
喜多村 篤
 
札幌百貨店戦争


札幌市内の百貨店が激しい競争を続けている。
 
 2003年春にJR札幌駅前に新しい大型商業施設がオープンする。大規模な複合ビルとして大手百貨店(大丸)も有する施設の誕生が各方面に大きな影響を与えている。市内流通業界においても、大規模店の新規参入に備えてさまざまな動きがあり、既存百貨店の改装ラッシュもはじまっている。
 
先陣を切ってリニューアルを行ったのが、駅前のさっぽろ東急百貨店だ。来春の改装予定を前倒ししての改装工事を行い(当社も協力させていただきました)、9月20日に地下食品売場をリニューアルオープンし多くの人を集めた。札幌においても百貨店の地下食品売場に対する期待度は高く、今まではテレビでしか見られなかった「デパ地下」を間近で見られることに人々の関心が集まっているようだ。東急百貨店に続いて10月5日には三越札幌店も食品売場を改装し、オープン時には札幌初登場の高級料亭や洋菓子店を中心に長蛇の行列が出来るほどの盛況振りであった。  
東急百貨店は2002年にかけて他のフロアもリニューアルを行い一層の充実を図り大丸に対抗する構えである。
 
 一方、地元札幌の老舗百貨店「丸井今井」も新規参入を迎え撃つための準備を着々と進めている。11月には本店に隣接するファッションビル「マルサ」にルイ・ヴィトンをオープンさせる(今号が出るころにはすでにオープン)。売場面積は983m2となり、現在本店にある売場面積から一気に3.4倍に拡大、売場としては国内3番めの規模となる。来年には本店の大改装も予定しており、札幌市内の百貨店競争は来年にかけてますます激しくなると思われる。
 
※札幌駅前開発データ  
・オープン予定 2003年春
・建物規模 地下4階地上38階建て(建物高さ160m)
・建物延床面積 約276,000m2
・駅関連施設 3,000m2
・商業ゾーン 58,000m2(ショップ、飲食、スパ)
・ホテル 21,000m2(350室)
・シネマコンプレックス 1,000m2(12スクリーン)
・オフィス部分 31,000m2
・百貨店ゾーン 68,000m2
・駐車場 約1,100台
(きたむら あつし/丹青社 札幌支店)

 

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