コラム * ローカルトレンドニュース
from sapporo
今掘 仁
 
入園者数日本一!最北の動物園


 ここ数年人気急上昇で毎月入園者数を更新し、とうとう日本一となった日本最北の動物園が北海道旭川にあります。
ご存知の方も多いと思いますがその「旭山動物園」をちょっとご紹介します。
昭和42年に開園、昭和58年までは観覧車や大型遊具を導入することにより入園者数をのばしてきましたが、以降下降線をたどってきました、そして社会問題にもなった、キツネや犬を媒体とし、人間にも感染すると騒がれたエキノコックス問題により一時休園、議会などで不要論も話し合われ廃園の危機にまで追い込まれました。
  旭山動物園の夏のホッキョクグマ
旭山動物園の夏のホッキョクグマ
 
この旭山動物園をみごと復活させ今や日本中が注目、視察も多く「手本」とされ、入園者数日本一にまでなったのは現在の園長と園関係のみなさんの大変な努力でした。
テレビでドキュメンタリーが放送され、見た人も多いと思いますのでこの話はこの辺でやめておきます(書ききれないということもあり)また機会があれば書かせていただくとして、中身の方を少々。
 注目すべき施設としては現在5施設あります。「もうじゅう館」「ぺんぎん館」「オランウータン舎」「ほっきょくぐま館」そして今年6月にオープンしたばかりの「あざらし館」。どの施設も従来のものとは違い、動物を見るというより動物から見られているという印象です。基本的な園の考えとして、それぞれの動物の自然な姿、生活の中へ人間がちょっとおじゃまするといった考えと、どういう環境が動物にとって幸せなのかということを常に考えた施設づくりを心がけているそうです。確かに他の園のように上から動物たちを見るだけではなく、同じ目線で見ることができたり逆に下から見ることができます、ほっきょくぐま館などは地面に突き出たクリアーなドームから見ることができ、まるで餌になった気分、ぺんぎん館ではペンギンって鳥なんだと感じることができ、水中を泳ぐというより飛んでるような錯覚に陥ります。
他にキリンは高いところの餌を取るためにあんなに長い首なんだと見て解るようにクレーンのようなもので餌をあげたり(そういえば床にあるのを食べてますよね)所々に「あ?そうだよね」って工夫がいっぱいです。
 
どこの動物園より幸せそうな動物の姿、みなさんぜひ見に来てください。
 

 
(いまほり ひとし/(株)丹青社 札幌支店 デザイン課)
 

このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。
Copyright 2004 TANSEISHA.co.,ltd.
All right reserved.