鈴木悟史(夏編) 画:長尾あゆみ 
コラム * ローカルトレンドニュース
from osaka
鈴木 悟史

続・おばちゃんが世界を救う 通勤電車編 
 
 
 
 



関西の通勤電車では、3年程前から女性専用車両なるものが登場いたしました。登場当初は違和感もかなりありました。男性全てが疑われているような被害妄想も抱いたものです。しかしそれも最初だけでいつの間にやら違和感を感じなくなりました。関東の通勤電車でも最近、女性専用車両の登場というニュースを耳にしましたが、皆さん違和感はございませんでしょうか。

 行楽のシーズンとなりました。朝の通勤中、車窓から行楽らしき初老のグループをホームに見つけました。想像するに子供達も自立し定年退職を迎えて悠々自適そうな夫婦達です。そんな初老3カップル?が合同でハイキングのようです。のんびりといいもんだなと思っていたのですが…。電車の扉が開くや否や彼らは脱兎の如く空席を目指して走り出したのです。通勤電車ですから当然まとまった空席はなく、多少ばらけて座るのは覚悟の上でしょう。であるからなおさら、切り込み隊(妻)3人は進む方向を2班に分け、座席確保の確率を高めるのです。そしてその先陣は各々最低2人分の席を確保し同胞(夫)の到着を待つのです。時間にしてわずか10秒。我々は呆気にとられ、車内が一瞬のうちに行楽モードに占領されたのです。通勤電車が3ババアにゲリラされた瞬間です。
  「お前ら、今から山登るんちゃうんかい。そんな元気があるんやったら座らんでええやろ。!」と、心の中で叫ぶのが精一杯。

 駅構内の終日禁煙、女性専用車両と、次々切り札を切られ我々の生活圏が狭くなっている状況に何か対抗策はないのでしょうか。
 せめて、「女性専用車両」ではなく、「おばはん及びおばはん予備軍隔離車両」と名付けて頂ければ、少しでも溜飲が下がるというものです。

(すずき さとし/(株)丹青社 関西支店)

 

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