鈴木悟史(冬編) 画:長尾あゆみ 
コラム * ローカルトレンドニュース
from osaka
鈴木 悟史

やっぱり、僕はホッピーがええわ 
 
 
 



 今回は、オープン後約2ケ月経ちました西梅田再開発のレポートをいたします。 10月5日オープンのヒルトンプラザウエストと11月9日オープンのハービスプラザエント。 共に海外の高級ブランドショップや高級飲食店が軒を連ねております。 ここ最近の関西の再開発の中では最もポテンシャルの高い案件です。 この私も微力ながら両案件に携わり、悲しいかな改めて自分の身の丈を考えさせられる羽目になりました。
 
 とある飲食店の設計段階から関わったのですが、そもそものコンセプトは「内装は格好いいけど、要は居酒屋」。 その合言葉のもと我々はオープンに向け爆進しておりました。 途中、店の運営スタイル、メニューの種類や単価設定等我々の作業と並行する内容にも首を突っ込んでいました。 するとランチは最低千八百円、コースでニ千六百円と「居酒屋」としては法外な料金設定を目の当たりにしたのです。
 
 以下は、先方の出店担当部長と私の会話、 
 「この料金設定、ちょっとしんどいんちゃいます?。」 
 「アホ、お前がそんな事気にせんでええねん。金持ちはなんぼでもおんねん。」 
 「サラリーマンは、食わんでしょう。」 
 「自分らを基準にしてもしゃあないで。金持っとるやついっぱいおるんやから。そんな事よりも内装費、もっと下がらんのか。」 
 「結局、その話でっか‥。」 
 「取り合えず、ホッピーとレバカツちょーだい。」   
(ほんとの「居酒屋」にて)
 
 さて、いよいよオープン。私の不安をよそに、今も客が途絶えることなく行列が続いております。 やっぱり金持ちおるんやなあ。うれしいようなさみしいような。身の丈を痛感します。 僕は、やっぱりホッピーとレバカツかと…。 
 P.S. みなさん、関西ではホッピーはあまりなじみのない飲み物です。 会話の結論は、「ホッピーを関西で流行らせよう」でした。
 
(すずき さとし/(株)丹青社 関西支店)

 

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