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■コラム * ローカルトレンドニュース from nagoya 岡本 靖生 名古屋再生を占う 2003「ナゴヤ麺事情」 ―味噌カツ、きしめん、ういろう…お世辞にも美味とはいえない料理を次々と発明する名古屋人。―(岩中祥史 著『名古屋学』) 全国から人が集う会の懇親会や、出張先の横丁で初顔合わせ数人が集まるとよく食のお国自慢が始まる。そんな時、大抵最後に少々ずれた話題性となって名古屋出身の私に問いかけが回ってくる。「やっぱりナゴヤは海老ふりゃあかね。」「味噌カツもあるがね。」彼らが実際食した経験があるかどうかは知らない。地元の人間でさえ年に数えるほどしか口に運ばない。しかし、その知名度としては全国区の「濃い」ナゴヤメニューが口々に飛び交う。決して「美味い!」と感じているかどうかは定かでないが。 さて、この「濃い」というのが私が思うに「ナゴヤ流」なのかもしれない。しょっぱい濃さではなくこってりでもない。追求すると結構奥深い濃さがこの地の味の共通項なのだ。それが顕著にうかがえるのが麺類である。「きしめん」・「味噌煮込みうどん」・「カレーうどん」、パスタは「あんかけスパゲティ」をご存知ならもうナゴヤ通。何れも最初は抵抗があるが当地への出張を重ねるごとに癖になってしまった方も多い。味付けから食べ方まで流儀も多くそれは文化を味わうという一種の楽しみにもなる。実は私自身、出張に来た方から「味噌煮込みうどん」や「あんかけスパゲティ」の店を何軒も教えて戴いた。 そんな「ナゴヤ麺事情」に異変が起りつつある。分野は、ラーメン。ナゴヤラーメンというご当地ものは特に聴かない(一説に台湾ラーメン)が元来、ラーメンも地場系統が大半であった。しかし、二年ほど前から全国のブランドがナゴヤに集結し始めた。中区栄の本町通りには京都と博多から、隣接エリアで広島と札幌、究極は「名古屋・驛麺通り」がJR名古屋駅構内に誕生した。ここでは、札幌・東京・和歌山・博多・沖縄といった全国のが軒を連ねる。これまで見られなかった光景だけにナゴヤ麺事情が塗り替えられるのか。 私の見たところでは、麺バトルが展開される背景をもつ地では、都市全体の再生がなされ良い結果が得られているという気がする。大型プロジェクトを控えた名古屋と「ナゴヤ麺事情」今後の展開にみんな期待してちょー。 (おかもと やすお/(株)丹青社 名古屋支店) このページに掲載の内容、写真などの転用をお断りします。 Copyright 2003 TANSEISHA.co.,ltd. All right reserved. |