コラム * ローカルトレンドニュース
from nagoya
岡本 靖生

「愛・地球博」10代のキックオフ? 名古屋南大津商店街



 初夏の平日の午後。涼しげなストリート系ファッションで街を往く2人連れの女子高生。Tシャツの胸元にはまばゆい「グリーンのピンバッジ」が映える。
「EXPO2005AICHI」のシンボルマークバッジである。ケヤキの街路樹の新緑に胸元のマークが呼応する。
 
 名古屋の真ん中、栄交差点を基点に南へ約500m。矢場町に至る「南大津商店街」と呼ばれる地域での発見である。ここには名古屋きっての老舗百貨店をはじめ、江戸時代から店を構える和菓子屋さんが軒を連ねる。そこに近年、ストリート系からDC系ブランドショップが顔をそろえ、名古屋圏の10代にとってトレンドナビゲーターの役目を果している。この街でついに「EXPO」が認知されはじめたといえようか。 南大津商店街の昼下がり
南大津商店街の昼下がり
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愛知万博のバッジ
国際指名コンペティションにより大貫卓也氏(日清カップヌードル「ハングリー?」等が代表作のアートディレクター)のデザインがシンボルマークに選定されて2年。この地のお父さんたちには既にバッジ(博覧会協会にて100円で販売されている)はたいへん定着し、社章と共にスーツの襟元に自然と着ける習慣となった。愛知県外からお越しの方にとって、「とにかく目立つ。であってさりげない。しかも不思議なデザイン」のあのバッジは何だ“と思われた方も多くいらっしゃることであろう。

 
 開催まで残すところ3年となったさきごろ、「愛・地球博」なる愛称が小泉総理大臣にも相談のうえ決定され、公式マスコットキャラクターも登場。会場計画は日々具体化に向かっている。そして出展企業・団体も顔ぶれを揃えた。92年の具体的構想着手か10年が経過。市民の盛りあがりはマスコミのそれと比べ長らく冷めていた。しかし、「南大津商店街」を往く女子高生の胸元にみられたバッジはその変化を示しているのかもしれない。
 
「愛・地球博」10代トレンドリーダーによるキックオフ“である。
 
(おかもと やすお/丹青社 名古屋支店)

 

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