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コラム * ローカルトレンドニュース
from nagoya
稲垣 大輔

「アイラブドアラ」


 プロ野球の各球団には必ずマスコットキャラクターがいます。ジャイアンツであれば「ジャビット」、タイガースなら「トラッキー」等、可愛らしいキャラクターが存在しますが、最近巷で話題になっているのがドラゴンズのマスコット「ドアラ」です。

 なぜかドアラだけはドラゴンズファンに限らず、日本中で「きもかわいい」といった表現で人気を独占し、ついに単行本「ドアラの秘密」を出版するまでになりました。しかもこの本は12万部ものヒットとなり、YOU TUBEにおいては約1000件近くの動画がアップされるほどにまでなっています。また、読者の中心は、あまり野球とは縁のなさそうな20代・30代の女性というから驚きです。

 ではこの社会現象ともなっているドアラとはいったい何なのか。ドアラはコアラをモチーフにしたマスコットで、名古屋の東山動植物園のコアラがベースになっているとのことで、背番号の1994はドラゴンズ戦に登場し始めた年を表わしています。ドアラといえばナゴヤドームの印象が強いと思いますが、実は名古屋球場時代から存在し、当時は「きもダサイ」と、シャオロンに比べ薄い存在でしたが、ナゴヤドームに移ることでドアラもリニューアルし、現在の「きもかわいい」マスコットに生まれ変わりました。また、ナゴヤドームで7回裏の攻撃が終了した後に、ドアラがバク転を披露しますが、これが成功するとドラゴンズが勝つというジンクスがあります。ちなみに私はバク転を成功させた場面をナゴヤドームで一度も見たことがありません。案の定、ほとんどが負け試合でした。

 では、このドアラがなぜこんなに爆発的な人気を呼んでいるのか。その答えは、どうやらその性格にあるようです。勝負の境目となる7回裏、大事な場面でのバク転失敗。他の球団のマスコットと比べても、決してかわいいとはいえないきもかわいさ。それが女性にとって、何か癒される効果があるのかもしれません。

 昨年はドアラのおかげもあり、ドラゴンズは日本一に輝きました。今年も日本一となれるよう、ドアラのバク転成功を祈る今日この頃です。

(いながき だいすけ/ 名古屋支店)

 

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