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| ■コラム * ローカルトレンドニュース from nagoya 平田 勲 名古屋の凄腕 花取名人!? え!?名古屋だけ? 私にとっては当たり前の事だが、他の地方の方はとても驚いてしまう、ものすごくユニークな風習が名古屋にはある。 先日、自分が担当している飲食店のオープン立会いにいってきた。朝10時にオープンするのだが、朝9時に現場に到着し、お客様と挨拶を交わした後、オープニングセレモニーが始まった。祝い花がずらっと並ぶ前には、おば様達が群れをなしている。おば様達は今か今かと殺気立ち、異様な熱気がビンビン伝わってくる。そして司会者が10時ジャストに「オープン」を宣言した瞬間、目をギラギラさせたおば様達は一斉に祝い花に飛びついた。花を取るとわかっていた私でさえ見惚れてしまうぐらいすごい光景だ。よくテレビのニュースでみる百貨店のバーゲンセール並、もしくはそれ以上の群がりで、我先にといわんばかりの争奪戦。気がつけば、ものの1〜2分で全ての花が抜き取られ、花を手にしたおば様達は、満足そうな笑みを浮かべている。 さらに、別の店舗のオープン立会いの時には、オープン日の為に、祝花を前日に準備したのだが、ふと気が付くと、おば様やおじ様が車に祝花を積み込んでいるではないか!しかもはやい!突然の出来事に、唖然と見惚れてしまった。店舗の玄関口には寂しげな草だけが無残にも残っていた。こんな状態でオープンを迎えられないと、至急オープン日に新しく祝花を用意した事があった。こんな光景が名古屋では当たり前なのだ。地方から名古屋に来られたら、ぜひ見て欲しい。名古屋のパワフルさが間違いなく伝わると思う。風の噂で聞いたのだが、北海道もこういった光景がみられるらしいが、花を取った人は、もしかしたら名古屋人!?かもしれない。 こうした風習は何十年も前から続いていて、花を取るにはそれなりの理由がある。全部花が無くならないとその店は潰れてしまうという噂や店が繁盛しないといった噂があり、逆に取られないで花が残っていると縁起が悪いのだ。花屋さんや年配の方に聞いてみても、いつ頃始まったのか不明で数十年前から、当たり前のようにやっているとの事だった。花取り合戦!?花泥棒!?いろんな言い方があるが、名古屋限定のスーパーカーニバルです! (ひらた つとむ/(株)丹青社 名古屋支店)
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