コラム * ローカルトレンドニュース
from nagoya
仁昌寺 勝彦

夢の数だけ、車に逢える。



 「愛知万博は、日本のどこで開催されるのか」、外国の方に聞くと「名古屋の近くで開催されます。」と答えるより「トヨタの近くです。」と答えるほうが理解される確率が高いと言います。トヨタ自動車の国内外での知名度・影響度は計り知れないものがあります。今回は、そのトヨタ自動車が昨年秋オープンした商業施設カラフルタウン岐阜を紹介します。
 
 カラフルタウン岐阜は、豊田紡織の工場敷地を利用し建設された複合商業施設で、核テナントにイトーヨーカドー、シネマコンプレックスの岐阜シネマタウン、アミューズメント施設にナムコ・ワンダーパーク、そしてレインボーモールと呼ばれる専門店街となっており、近年のショッピングセンターの王道とも呼べる構成です。

この施設の特徴は、レインボーモールにあります。モール1階にトヨタ系販売店5店、ダイハツ販売店1店が軒を連ね、1箇所でトヨタグループの車を一同に選べます。しかも試乗体験もOK、販売員も不必要な接客を行わないなど、今までの敷居が高いディーラー販売とは趣が違います。車がショッピングモール内に置いてあるのでちょっとドアを開け座ってみるなど気軽に車と接する事が出来ます。今までの車両購入は、希望車種はあらかじめ決め、ディーラーを回ることは主に価格交渉が主体となっていました。今回のレインボーモールの車販売方法は、本来ショッピングの楽しみである物を選ぶ楽しみを車購入の際にも提供しています。
 
トヨタ自動車が小売形態にまで踏み込んだ背景には、値引きや各営業社員の能力に頼った売り方ではなく、車本来の商品力を訴求することによりトヨタ車の魅力を多くの人に訴え、トヨタファンを家族と共に遊びにきた子供たちにも広げようとしているのではないでしょうか。又、今後、他業態進出におけるトヨタブランド確立や、今後グループ各社の遊休地利用等の実験・商業施設ノウハウ蓄積など、さまざまな目的のために作られた施設が、カラフルタウン岐阜と言えるでしょう。
 
 今後自動車以外でも今までの販売方法や、常識を覆す施設・ネットを使った提案など次々と新しいコンセプトに則った施設か生まれてくるでしょう。それを情報として紹介するのでなく、今後は、ぜひ「買う当事者」として紹介したいと思います。
 

(にしょうじ かつひこ/丹青社 名古屋支店)
 
 
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